教材研究– category –
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学説史の要約があるとわかりやすいね
一神教の呪いはどうもうまくまとまらなかったのでもう一度仕切り直しをしたいと思います。 圭室文雄『神仏分離』井上章一『キリスト教と日本人』安丸良夫『神々の明治維新』山折哲雄『神と仏』五来重『山の宗教(修験道案内)』などを再読の拾い読みをしてい... -
船橋小の授業「千葉の偉人伊能忠敬」2
船橋小の子供たちの感想文を読みながら感動したり考えたりしています。伊能忠敬の授業をつくるときに考えたことと授業の結果(感想文)を照らし合わせながら。 最重要なのは「なぜ実測日本地図だったのか?」です。幕末の西洋列強のアジア進出、とくにロシア... -
千葉の船橋小で「千葉の偉人伊能忠敬」の授業をしてきた
一昨日船橋小学校で授業をしました。千葉の偉人伊能忠敬。こんなお話でした。 平均年齢40歳の江戸時代で50歳からの第二の人生。彼の第一の人生を知る。 19歳も若い先生に入門したのは天文学がやりたかったから。測量と天体観測で地球一周の長さを知ること... -
一神教の呪い(家康編)
秀吉の政策を超えてキリスト教の信仰そのものを禁じたのは家康からです(徹底するのは鎖国令の完成を待つ)。つまり、日本が特定の宗教を禁止して排除したのは家康・秀忠の禁教令からです。前に述べた「一神教の論理による排除」ですね。日本人はこのときか... -
一神教の呪い(秀吉編)
小学校や中学校の歴史教科書に長崎二十六聖人磔刑の図が出てくるので、豊臣秀吉はキリスト教を弾圧したと思っている教師が多い。しかし秀吉はキリスト教を禁教としたことはなく宣教師(バテレン)の布教を禁じただけだったことは前回書いた。 『天正十五年... -
続・一神教の呪い
昨日一神教の呪いを書いたら幕府がキリスト教を弾圧したことを否定的に評価したと読んだ方がいて驚いた。文章が下手だからまあ仕方ないのかな? ぼくはキリスト教禁止の理路を6年生わかるように、しかも討論しながら理解できる授業を日本で初めて授業した... -
一神教の呪い
新潟でエネルギーを使い切ってしまったみたいでずっと生産性の低い日が続いてました。 今日から霜月11月。葉っぱが色づいてきました。 2003年の『学校でまなびたい歴史』で発表した「西洋とどうつきあうか」(カトリック篇)はキリシタン弾圧を日本の安全保... -
Season10ハイブリッド講座の第7回目が終了しました!
動画配信のみの方が多いのでオンラインにリアル参加される方が少ないのが少し残念。講師としてはぜひ一度お目にかかりたいなあと願っています。 今回からカリキュラムは第5章「世界の中の日本」です。敗戦で時代を区切らないのでこの章は現在まで続いてい... -
第6回日本が好きになる!歴史授業講座終了!
第6回日本が好きになる!歴史授業講座を終えました。 今回は近代日本の国づくり2「近代立憲君主国の建設」というタイトルでやりました。 授業は「福沢諭吉と文明開化」~「ポーツマス条約と不平等条約完全改正(明治の国家目標の達成)」までを扱いました... -
『検証 ナチスは良いこともしたのか?』
小野寺拓也 日野大輔『検証 ナチスは良いこともしたのか?』(岩波ブックレット)を読んだ。 第二次世界大戦後の世界秩序はUN、戦勝国グループの利益に沿うように設計された。その骨格は枢軸国は悪という歴史観でにもとづいている。とりわけナチドイツはユ...