昭和の戦争ノート12



日本史ランキング
クリックお願いします!別ウィンドウが開きます

坂野潤治『日本近代史』(ちくま新書)から引用します。


第一次大戦後から1932(昭和7)年の5・15事件まではの10数年間の政治においては、政友会と憲政会(民政党)が外交において一長一短であった1920年前半の時代の方が、政治の安定と進歩に役だったように思われる。
両党のどちらが勝っても、「平和」か「民主主義化」の一つは担保されるからである。
反対に、憲政会(民政党)が勝てば「平和と民主主義」が、政友会が勝てば「侵略と天皇主義」が協調されるという1925年から32年にかけての二大政党制は、政党政治だけでなく、日本国家そのものを危機に導いた一因だったように思われる。
(「第6章 危機1925-1937」より)


政党と歴代の内閣が、何を主張し何を為したかを見ることが抜けていたように思います。
これまで、そういうアカデミックな(?)政治史をちゃんと読んでいませんでした。

また、自由主義史観研究会を立ち上げた頃は、石橋湛山や清沢きよし(さんずいに列)を読んでいたはずなのですが、このところすっかりごぶさたでした。

やはりしんどかったので、
わかりやすい話にしてしまいたかったのかもしれません。

ま、あせらないで、ゆっくりやっていきましょう。

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

昭和24年、埼玉県生まれ。昭和59年、大宮市の小学校教員に採用される。大宮教育サークルを設立し、『授業づくりネットワーク』創刊に参画。冷戦崩壊後、義務教育の教育内容に強い疑問を抱き、平成7年自由主義史観研究会(藤岡信勝代表)の創立に参画。以後、20余年間小中学校の教員として、「日本が好きになる歴史授業」を実践研究してきた。
現在は授業づくり JAPAN さいたま代表として、ブログや SNS で運動を進め、各地で、またオンラインで「日本が好きになる!歴史授業講座」を開催している。
著書に『新装版 学校で学びたい歴史』(青林堂)『授業づくりJAPANの日本が好きになる!歴史全授業』(私家版) 他、共著に「教科書が教えない歴史」(産経新聞社) 他がある。

【ブログ】
齋藤武夫の日本が好きになる!歴史全授業
https://www.saitotakeo.com/

コメント

コメントする

目次