主権者教育としての歴史授業



日本史ランキング
クリックお願いします!別ウィンドウが開きます

昨日の講座の参加者の感想です。

同じようなことを話していても、こういう角度でズバリ切り込んでくださる方はこれまであまりいませんでした。

Kさんありがとうございました。

ここに書かれていることはかなり意識してやってきましたが、歴史観とかそういう筋からは少しはずれるのでこれまではなかなか読み取ってはもらえなかったのです。

ぼくらは「自由主義史観研究会」を名乗っていましたので、いまのリベラル(全体主義・社会主義)ではなく古典的なリベラル(ものもとの自由主義)に依拠してきました。

一番の始めから「左右の全体主義を排す」ということでやってきたので、授業観・授業方法論のうえでも自由主義的な視点を大切にしています。

------------------

昨日は斎藤先生の日本が好きになる歴史授業でした。
6世紀中頃に新しい宗教である仏教が入ってきて今までの伝統とどう折り合いをつけていくのか?当時の官僚になりきって、仏教を受け入れるのか?受け入れないのか?の議論はとても面白かったです。
我々は結論を知ってるし、その後どうなったのかも知ってるけど、当時の国のリーダーの立場に立って、敢えての二者択一で議論をしてみる。みんな日本をどうにかしたいわけだし、命のバトン&国づくりのバトンを次の世代によい形で渡したいわけだから、真剣ですよ。役人の中にはボクのようなヘタレもいると思いますが、ボクはこれからそういう役人になり切ろうかな😁
 
主権者教育なんて言って、選挙制度を教えたりすることも確かに大切です。でもそれ以上に大切なのは、政策を自分たちで考えること。主権者ってのは政治を決定するプロセスに参加する人なわけなので、とても大切です。斎藤先生の授業にはそういった仕掛けがとても多く含まれてます。
聖徳太子の外交政策はとても見事なもので、隋の東アジアでの立場を上手に分析しながら、朝鮮諸国とは異なって対等外交に舵を切ったりする一方で、よいところは積極的に取り入れるために遣隋使を派遣する。聖徳太子は優秀な政治家、外交官、文化人、学者だったんだなぁと思います。
今回から斎藤先生の授業もペーパレスでiPad へ移行。レジュメ類もPDFのままでメモ。写真はメモの一部。愛用してるアプリのGoodNotes 5です。だんだん手放せなくなってます。
204842747_4274174125938111_2056935860381742429_n.jpg

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

昭和24年、埼玉県生まれ。昭和59年、大宮市の小学校教員に採用される。大宮教育サークルを設立し、『授業づくりネットワーク』創刊に参画。冷戦崩壊後、義務教育の教育内容に強い疑問を抱き、平成7年自由主義史観研究会(藤岡信勝代表)の創立に参画。以後、20余年間小中学校の教員として、「日本が好きになる歴史授業」を実践研究してきた。
現在は授業づくり JAPAN さいたま代表として、ブログや SNS で運動を進め、各地で、またオンラインで「日本が好きになる!歴史授業講座」を開催している。
著書に『新装版 学校で学びたい歴史』(青林堂)『授業づくりJAPANの日本が好きになる!歴史全授業』(私家版) 他、共著に「教科書が教えない歴史」(産経新聞社) 他がある。

【ブログ】
齋藤武夫の日本が好きになる!歴史全授業
https://www.saitotakeo.com/

コメント

コメントする

目次