昨日の講座の参加者の感想です。
同じようなことを話していても、こういう角度でズバリ切り込んでくださる方はこれまであまりいませんでした。
Kさんありがとうございました。
ここに書かれていることはかなり意識してやってきましたが、歴史観とかそういう筋からは少しはずれるのでこれまではなかなか読み取ってはもらえなかったのです。
ぼくらは「自由主義史観研究会」を名乗っていましたので、いまのリベラル(全体主義・社会主義)ではなく古典的なリベラル(ものもとの自由主義)に依拠してきました。
一番の始めから「左右の全体主義を排す」ということでやってきたので、授業観・授業方法論のうえでも自由主義的な視点を大切にしています。
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昨日は斎藤先生の日本が好きになる歴史授業でした。
6世紀中頃に新しい宗教である仏教が入ってきて今までの伝統とどう折り合いをつけていくのか?当時の官僚になりきって、仏教を受け入れるのか?受け入れないのか?の議論はとても面白かったです。
我々は結論を知ってるし、その後どうなったのかも知ってるけど、当時の国のリーダーの立場に立って、敢えての二者択一で議論をしてみる。みんな日本をどうにかしたいわけだし、命のバトン&国づくりのバトンを次の世代によい形で渡したいわけだから、真剣ですよ。役人の中にはボクのようなヘタレもいると思いますが、ボクはこれからそういう役人になり切ろうかな
主権者教育なんて言って、選挙制度を教えたりすることも確かに大切です。でもそれ以上に大切なのは、政策を自分たちで考えること。主権者ってのは政治を決定するプロセスに参加する人なわけなので、とても大切です。斎藤先生の授業にはそういった仕掛けがとても多く含まれてます。
聖徳太子の外交政策はとても見事なもので、隋の東アジアでの立場を上手に分析しながら、朝鮮諸国とは異なって対等外交に舵を切ったりする一方で、よいところは積極的に取り入れるために遣隋使を派遣する。聖徳太子は優秀な政治家、外交官、文化人、学者だったんだなぁと思います。
今回から斎藤先生の授業もペーパレスでiPad へ移行。レジュメ類もPDFのままでメモ。写真はメモの一部。愛用してるアプリのGoodNotes 5です。だんだん手放せなくなってます。
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