子供に拉致をどう教えるかについて(荒木和博さんのショートメッセージ)



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何日か前に質問コメントをしましたら荒木さんが答えてくださいました。
とくに「横田めぐみさんにフォーカスを当てすぎると、昔こういうことがありましたという話になってしまいます」という視点は重要だと思いました。
自分がこういう被害に遭わないようにするにはどうすべきか?「わがこと」として拉致問題を考えるということですね。SNSの危険性など。
もうひとつ在日朝鮮人は北朝鮮で大変差別されているということも教えようということでした。
いままでやってきた授業(めぐみさんを中心になぜ・なにが・どのように起きたのかを知る授業)とは異なる目標が立てられそうですので、教材になる具体的な事例の開発が必要になってきました。
「拉致問題」の定番となる授業づくりを進めたいと思います。
荒木さんありがとうございました。
(注)政府は「拉致問題は1970年代~80年代に起きた不幸な出来事」という認識を固定化させようとしてきました。そして特定失踪者80名以上は黙殺しています。山梨の事件などを見ると黙殺と言うよりも「隠蔽」に近い動きです。めぐみさんのDVDを使った文科省発の授業もそういう味方ができるかもしれません。もっともこのDVDはほとんど活用されず、拉致の授業をやっている教師は実に少ないのが実情です。
「つい最近もあった拉致事件・今もあり得る拉致事件」という視点で授業をつくる必要があります。

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この記事を書いた人

昭和24年、埼玉県生まれ。昭和59年、大宮市の小学校教員に採用される。大宮教育サークルを設立し、『授業づくりネットワーク』創刊に参画。冷戦崩壊後、義務教育の教育内容に強い疑問を抱き、平成7年自由主義史観研究会(藤岡信勝代表)の創立に参画。以後、20余年間小中学校の教員として、「日本が好きになる歴史授業」を実践研究してきた。
現在は授業づくり JAPAN さいたま代表として、ブログや SNS で運動を進め、各地で、またオンラインで「日本が好きになる!歴史授業講座」を開催している。
著書に『新装版 学校で学びたい歴史』(青林堂)『授業づくりJAPANの日本が好きになる!歴史全授業』(私家版) 他、共著に「教科書が教えない歴史」(産経新聞社) 他がある。

【ブログ】
齋藤武夫の日本が好きになる!歴史全授業
https://www.saitotakeo.com/

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