歴史授業講座 23「アヘン戦争と西洋列強」「黒船来航と日米和親条約」「日米修好通商条約」「吉田松陰と維新の志士」



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ここから第3章「近代日本の国づくり」に入っていきます。

まずアヘン戦争で日本が置かれている世界史的状況を理解します。

次にその現れである西洋列強の開国要求、なかんずくペリー率いる米艦隊の砲艦外交を学び、阿部正弘の苦渋の決断を理解します。さらに通商条約を各国と結ぶことで日本が西洋中心の国際法秩序に巻き込まれ、不平等条約の下で半独立国という中途半端な地位につかざるを得なかったことを知ります。

国際社会は、独立国(列強)と列強の植民地(有色人種地域)で成り立っており、半独立国(日本・清・トルコ・タイ)はいずれどちらかになる運命にありました。

この状況を理解できた武士たちは、国(藩・主君)への忠義から日本国(天皇)への忠義へとみずからの道徳を書き換えて行動するようになります。天皇への忠義を生きる武士のことを「志士」とよんだのが吉田松陰でした。

幕末の動乱の始まりです。

 

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この記事を書いた人

昭和24年、埼玉県生まれ。昭和59年、大宮市の小学校教員に採用される。大宮教育サークルを設立し、『授業づくりネットワーク』創刊に参画。冷戦崩壊後、義務教育の教育内容に強い疑問を抱き、平成7年自由主義史観研究会(藤岡信勝代表)の創立に参画。以後、20余年間小中学校の教員として、「日本が好きになる歴史授業」を実践研究してきた。
現在は授業づくり JAPAN さいたま代表として、ブログや SNS で運動を進め、各地で、またオンラインで「日本が好きになる!歴史授業講座」を開催している。
著書に『新装版 学校で学びたい歴史』(青林堂)『授業づくりJAPANの日本が好きになる!歴史全授業』(私家版) 他、共著に「教科書が教えない歴史」(産経新聞社) 他がある。

【ブログ】
齋藤武夫の日本が好きになる!歴史全授業
https://www.saitotakeo.com/

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