50時間目 自由民権運動と藩閥政府(第4章の14)



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★教科書は藩閥政府は独裁で悪、自由民権運動は民主主義で善、という極端な対立の相で描いています。立憲政治日本の国父ともいうべき伊藤博文が悪人に見えてきてしまいます。
★この授業は、藩閥政府も立憲政治を目指していたという史実を明らかにします。それを彼らは「君民協治」という伝統的な言葉で表現していました。
★教科書のもう一つの間違いは、伊藤は「君主独裁」をめざし、自由民権派は「共和制」をめざしていたような印象操作をしていることです。
・・・ほら、ごらん。「天皇主権」の憲法ができちゃった!民主主義がつぶされたんだよ。
これは明白な間違いです。教科書には、天皇抜きの民主主義(共和制)が理想だという誤ったイデオロギーが隠されています。
★実際は、両方が「立憲君主制(君民協治)」をめざし、それを実現していきました。

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この記事を書いた人

昭和24年、埼玉県生まれ。昭和59年、大宮市の小学校教員に採用される。大宮教育サークルを設立し、『授業づくりネットワーク』創刊に参画。冷戦崩壊後、義務教育の教育内容に強い疑問を抱き、平成7年自由主義史観研究会(藤岡信勝代表)の創立に参画。以後、20余年間小中学校の教員として、「日本が好きになる歴史授業」を実践研究してきた。
現在は授業づくり JAPAN さいたま代表として、ブログや SNS で運動を進め、各地で、またオンラインで「日本が好きになる!歴史授業講座」を開催している。
著書に『新装版 学校で学びたい歴史』(青林堂)『授業づくりJAPANの日本が好きになる!歴史全授業』(私家版) 他、共著に「教科書が教えない歴史」(産経新聞社) 他がある。

【ブログ】
齋藤武夫の日本が好きになる!歴史全授業
https://www.saitotakeo.com/

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