まず最初の授業で歴史入門をします。これは「なぜ昔のことを学ぶのか?」に答えを出して、歴史というのは他人事(’ひとごと)の知識ではなく我が事(自分事)なのだとわかる授業です。
こんなスライドから始めます。
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上に上に追いかけて行って、膨大な数の先祖がいなければ自分はいない!と気づきます。それを「命のバトン」と呼ぶことにします。戦後の学校はつとめてこのタテのつながりを教えないできたといえます。問題の原点です。
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次に、命のバトンが「国づくりのバトン」でもあることに気づかせます。私たちの現実の人生は、ホモサピエンスではなく日本人です。国がなければ「命のバトン」はつながらない、
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最後に、探求の途中で出てきた「謎」を解決します。
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このような3ステップのシンプルな授業ですが、効果は絶大です。
1 わたしたちが生まれてきたのは「奇跡」みたいに思える
2 ご先祖様に感謝しなくちゃね
3 国づくりのバトンを勉強するのが歴史なんだね
4 先祖のおかげで日本がある
5 どの時代にも自分の先祖が生きていた・信長のそばにいたかも?
6 大人になったらバトンが自分の番に回ってくる
子供たちのおもな感想はこんな感じになります。
命と国が「すごく大事なもの」になります。
「歴史はしっかり勉強しよう!」という感じで背筋が伸びます。
学習意欲が高まり、歴史を学ぶマインドがセットされます。
単品で「道徳」の授業としても使われているようです。
最後はこんなふうにまとめます。
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