9時間目 第2章の6 仏教伝来と聖徳太子



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★聖徳太子は日本の仏教の祖です。ですから仏教を興した人物であることは間違いありません。摂政に就任して最初にやったのは「仏教興隆の詔」を発して寺院の建立や僧侶の教育を進めることでした。

★しかし、そのおよそ15年後、隋との対等外交を進める直前に「敬神の詔」を発して、自ら蘇我氏やすべての役人を引き連れて天神地祇(日本の神々)を祭ったことはあまり知られていません。
★これによって、わが国は仏教という理念宗教と神道というアニミズムに起源を持つ自然信仰・先祖信仰をともに大切に為ていくという大方針が定まりました。この信仰政策は世界でも類例のないもので、これによって日本の歴史を貫く文化戦略の大方針がさだまったのです。
★この信仰政策は歴史教育ではまったく取り上げられませんが、私は日本精神の独自性の原型ではないかと考えて取り上げてきました。


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この記事を書いた人

昭和24年、埼玉県生まれ。昭和59年、大宮市の小学校教員に採用される。大宮教育サークルを設立し、『授業づくりネットワーク』創刊に参画。冷戦崩壊後、義務教育の教育内容に強い疑問を抱き、平成7年自由主義史観研究会(藤岡信勝代表)の創立に参画。以後、20余年間小中学校の教員として、「日本が好きになる歴史授業」を実践研究してきた。
現在は授業づくり JAPAN さいたま代表として、ブログや SNS で運動を進め、各地で、またオンラインで「日本が好きになる!歴史授業講座」を開催している。
著書に『新装版 学校で学びたい歴史』(青林堂)『授業づくりJAPANの日本が好きになる!歴史全授業』(私家版) 他、共著に「教科書が教えない歴史」(産経新聞社) 他がある。

【ブログ】
齋藤武夫の日本が好きになる!歴史全授業
https://www.saitotakeo.com/

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