小山和志先生の授業 1 「命のバトン」



日本史ランキング
クリックお願いします!別ウィンドウが開きます

★これも以前送っていただいた小山先生の授業レポートの一部です。
ふつうどんな授業だったかを報告する場合、教師が何を教えたかを伝えようとします。すると授業によっては先生が教えたこと・お話ししたことが中心に書かれます。
が、「日本が好きになる!歴史授業」では授業の組み立てはだいたい共通です。個々の先生の修正はありますが、基本は同じです。なので授業の報告は子供たちが何を考えたか?子供たちは何を受け取ったかが記録されます。
考えてみればそれこそが授業の結果・成果ですよね。
子供たちの考えや感想を読めばその授業が何を成し遂げたかが分かります。先生が教えたことが分かってもそれが成し遂げたことはわかりません。
これはすべての教育を評価する際の大原則ですね。

クラス A(自分のクラス)
4・14 命のバトン

・私は、ご先祖様が1億人以上もいるとは思いませんでした。とても色々なんらかの命を受け継いで今がなりた
っているのだなとあらためて思いました。今知らないだけで歴史の人物も身近な人かもしれないと考えたら、と
りはだがたちました。


・私は、日本はすごい国なのだなと思いました。そのわけは、日本は3つの大きなピンチをのりこえてきたから
です。そして、自分のご先祖様をたどっていくとたくさんの人がいるということがわかりました。なので、その
人たちのことをほこりに思って命を大切にして生きられたらいいと思います。


・日本がほかの大きい国などより歴史が長いことに驚きました。また、家系図をさかのぼっていくと、だれかと
重なっているのなら、クラスの中などで親戚がいるかもしれないということに驚きました。


・私はさっきの話を聞いて、先祖の人はすごいなと思いました。なぜなら、2022年までの間に大きな戦争や
大きな災害があったのに、たくさんの人が生きているからです。この話を聞いて、お母さんお父さんの家は少し
兄弟が多いのでもしかしたら有名人とつながっているのでは?と思ったら、ご先祖様はすごいなと思いました。


・話を聞いてぼくは、ご先祖様のことをほこりに思いました。これから、自分を育ててくれた親を大切にしたい
です。


・わたしは、自分は歴史などが好きなことに気がつきました。昔のことや昔の人がおもしろくて、もっと知りた
いと思いました。もともと、三国志や旧約聖書を見たり読んだりしておもしろいなと思っていたけれど、日本は
つまらないかなと思っていましたが、めちゃくちゃおもしろくて興味をもちました。


・日本は3回ピンチがあったけれど、今のご先祖様が守ってくれて、もしそこで負けていたら日本がなくなって
いたので、そして、ぼくが日本で生まれていなかったので、すごいと思いました。そして、時代をさかのぼって
いったら、たくさんのご先祖様がいるので、それはご先祖様が命のバトンをしたおかげなので感謝したいと思い
ました。そして、日本を絶対子孫に引き継ぎたいと思いました。神話というのがあって、そういうのが歴史の1
つと知ったのですごくおもしろそうだなと思いました。


・日本が中国やアメリカよりも早くにできて、ずっと存在し続けたのがすごいと思いました。何回かほろびそう
になったみたいだけど、ほろばなくてよかったと思いました。自分のご先祖様はたくさんいることを知って少し
こわくなった
けど、先祖からもらった命のバトンをしっかりつないでいきたいと思いました。


・歴史をさかのぼっていろいろと知るのは楽しいけど、ちょっとこわくなることもあります。今の平和な日本を
守ってきたご先祖様に感謝したいです。
これからも命のバトンをつないでいきたいです。


・日本がめっちゃ昔からあったことは知らなくて、今私が日本にいるのはご先祖様が日本を守ってくれたからな
んだなと思います。一番印象に残った話は「命のバトン」ということで、私は1回もおばあちゃん(父の母)に
会ったことがなかったけれど、お父さんのお母さんがお父さんにバトンをわたして、お父さんが私にバトンをわ
たしてくれたから、ここに私がいるんだなと思いました。


・日本はほかの国と比べて歴史がとても長いし、日本がほろんでいたら、ぼくたちは産まれてこなかったので、
産まれてきたことが奇跡なのだ
とわかりました。


・今、日本があってぼくたちがいるのは、日本の歴史と危機を乗り越えてきたわけだから、しっかりと学んでい
きたいと思いました。


・私はご先祖様のことはあまり考えたことがなかったのでおどろきました。私は歴史好きだったけれど、でも、
もしかしたら自分のご先祖様が戦ってくれていたのかと思ったらもっと歴史を好きになりました。

ずっと昔からつないできた命を大切に、幸せな時間をせいいっぱい頑張って生きたいです。この日本が消えて
しまったら、私たちは、こんな幸せにはいられず、もしかしたらいないかもしれないので、昔の人などがつない
できたバトンを大切にしていきたいです。


・むかし、もしも日本がほろんでいたら今のぼくたちの幸せな暮らしもないんだなと思ったら昔の日本人には感
謝しかありません。
ご先祖様がつないでくれたこの命のバトンをつないで、これからも幸せに生きていきたいな
と思いました。今の気持ちは「ほんまに昔の日本人ナイス!」です。これからも歴史を頑張って覚えるようにし
て、中学になっても高校になっても「歴史はやっぱりおもしろい」って思えるように頑張ります。


・私は、日本がこんなに長続きして、あらためてすごいなと思いました。また、感謝の気持ちも感じました。日
本は、大きなピンチが3回もあってとても大変なのに、バトンをつないでいって、こんなにも長く続いて本当に
すごいなと思いました。私のご先祖様が生きていなかったら、私も生きていないので感謝の気持ちでいっぱいで
す。命をつないできてくれたご先祖様のことを思いながら、社会の勉強を頑張りたいです。個人的に、神話がと
ても気になりました。
また時間があったときに調べてみたいです。


・私は、自分の先祖のことはあまりくわしくは知らなかったけど、たくさんの先祖がいて、1つ1つが命のバト
ンになっていて私も引き継いでいきたいと思いました。お父さん、お母さんたちからのバトンをもらっているの
で大切にしていきたいなと思いました。日本がとても歴史のある国だと知り、日本の歴史や文化を今よりもっと
たくさん知りたいと思いました。今の日本があるのは、昔からずっと守られている国だと知ったので、自分たち
でもこの国を守っていきたいと思います。


・今、日本があるのは、今、自分がいるのは奇跡なんだということがわかり、とてもめぐまれているのだなとあ
らためて思いました。最近はすぐに「死ね」や「死にたい」などととても簡単に言っている世の中だけど、それ
はおかしいんじゃないか。なぜ、そんな簡単にこの奇跡を捨ててしまうのかとも思います。この命はとてもたく
さんの人がつないでくれた命なんだと思い、これからはぼくもこの自分の歴史を命のバトンでつないでいきたい
と思いました。


・ぼくは、この授業を受けて、ぼくの先祖は、様々なことを乗り越えてきたすごい人なんだなと思いました。


・日本の歴史は、なぜか誰かが「ぜったい途切れさせないぞ」って言ったかのように、すっごく長い歴史だなと
感じました。


・今日聞いた話で、日本に恩返しできたら少しずつしていこうと思いました。そして、もっと自分の家系図も知
りたいと思いました。


日本は、滅びるピンチを乗り越えて、2682年という長さがあり、今、私たちがいるんだなと思いました。
神話時代まで歴史が残されていないけど、内容が気になりました。


・みんなやわたしもご先祖様がいるから今生きていて、みんなしんせきや家族みたいだと考えると、幸せなんだ、
奇跡なんだと感心しました。私もこれから先祖になると思うのでがんばって受け継いでいきたいと思いました。

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

昭和24年、埼玉県生まれ。昭和59年、大宮市の小学校教員に採用される。大宮教育サークルを設立し、『授業づくりネットワーク』創刊に参画。冷戦崩壊後、義務教育の教育内容に強い疑問を抱き、平成7年自由主義史観研究会(藤岡信勝代表)の創立に参画。以後、20余年間小中学校の教員として、「日本が好きになる歴史授業」を実践研究してきた。
現在は授業づくり JAPAN さいたま代表として、ブログや SNS で運動を進め、各地で、またオンラインで「日本が好きになる!歴史授業講座」を開催している。
著書に『新装版 学校で学びたい歴史』(青林堂)『授業づくりJAPANの日本が好きになる!歴史全授業』(私家版) 他、共著に「教科書が教えない歴史」(産経新聞社) 他がある。

【ブログ】
齋藤武夫の日本が好きになる!歴史全授業
https://www.saitotakeo.com/

コメント

コメントする

目次