なぜ2月17日のイベントは重要で参加すべきなのか?



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2月17日13:00~(池袋ダイヤゲートビル7階)×ZOOMオンラインでお送りする「日本が好きになる!歴史全授業講座10周年 授業を追試した教師9人衆の提言」の10日前になりました。

まだ期待した参加者数にとどきません(特にオンライン)のでもう一言付け加えることにしました。

ちょっと長いけど、読んでください。

参加申し込みはこちらから

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ぼく(たち)の授業実践は「戦後の学校教育のタブー」「戦後社会科歴史教育のタブー」を犯していました。

一つは、明治維新から昭和の戦争までの扱いです。

いまでも極東軍事裁判の検察側意見と講座派の学説にもとづいている「歴史」の物語に変更を加えました。

もちろん子供が発問から考えて議論する学習ですから、何か特定の考えを押し付けるわけではありません。子供たちは自ら国のために戦った先人に敬意を払い、戦争も共感的に理解できる学習にしました。

二つは、国体および皇国史観の扱いです。

戦前の物語を含めて戦後社会科の歴史教育には、78ン年間、「日本が天皇中心の国」「皇国」であることは消されています。これが第二のタブーです。

このタブーは説明が必要です。

①近代日本・戦争した日本は悪い国だ

②悪い国をつくったのは皇国史観の教育である

③だから神話と天皇の国日本(皇国)を教えてはならない。

④そうすれば「悪い国日本」が終わり「平和で弱い国日本」になれるから。

という論理です。

発信元はGHQでしたが、この奇妙な論理を戦後日本の学校教育と社会科歴史はすべて受け入れ、(その通りじゃないか!)(そうすれば教え子を戦場に送らないで済むのだ!)と、タブーにしてきたのです。

ぼく(たち)の授業づくりはこのタブーも完全に修正しました。

上の①から④の論理は間違いだからです。

ぼくたちは「日本は天皇中心にひとつにまとまるの国」という国体観をしっかりと物語の筋に据えなおしました。

子供たちは古代から現代まで続く「天皇中心にまとまる日本」を理解し、その物語を感動を持って受け止めています。

ただし、ぼく(たち)の物語も「広い意味での皇国史観」かもしれませんが、明治維新の「水戸学+国学」由来のものとも、いわゆる昭和維新の「皇国史観」とも、一線を画したものになっています。

特徴は「朱子学的・一神教的ではない」「君主天皇を神話のみに根拠を求めない」「歴史上のリーダーたちがそれを守り続けた意志と行動があってこそだ」「天皇が二人いる時代もどちらが正統とは扱わない」「足利尊氏や徳川慶喜や奥羽列藩同盟諸藩を逆族とはしない」などの指標を立ててで授業づくりをしてきました。

「天皇親政」は10世紀後日本の伝統ではなくなりました。

(これについては、これまであまり触れてきませんでしたが、今年のお休みを利用して改めて勉強しようと思っています)

この二つのタブー(ほかにも共産主義とファシズム・ナチズムは同じ「全体主義」と扱うのはタブーなど)に抵抗し、実際にタブーをなくした授業を実践しました。タブーのない教室で子供たちはスクスク育っていますが、これは文科省と教育委員会と社会科教育学会と教育メディアや日教組など(戦後利得者たち)は、このタブー破りを認めないだろうと思います。

そこで今回、ぼくの授業づくり30年、授業講座10年を記念してこのイベントを行うわけですが、大変重要なのは、このタブーやぶりの歴史授業を実践してきた現場の先生方が、今回、全員が本名も勤務校名も出して実践レポートを提言してくれることです。

これは「日本が好きになる!歴史授業」の30年の歴史の中で初めてのことなのです。

これまでは、まるで隠れキリシタンみたいに、静かに静かに実行してきましたが、この会の隠れた重要な意義は、これ機会に「もう隠れキリシタンはやめよう!」ということなのです。

ぼくと彼らの歴史授業はたしかに戦後のタブーを破壊しましたが、教育基本法や学習指導要領の定める「国を愛する心情を育てる」「国を愛する態度を育てる」「日本国民としての自覚」という大目標は見事に達成しているのです。

今後はタブーを守って目標を達成できないその他の教育と、タブーを外して目標を達成するぼくたちの教育の、どちらが正しいか、どちらを国民は望むのかという対決になっていきます。名前尾を出して堂々と実践しなければ、それはできません。

そのためには、なるべくたくさんの現場教師・小学校教師・中学校社会科教師がここに集うことが、大変重要な課題になっています。

これを読んだ先生方は、お知り合いの先生方に個人的に参加を呼びかけてください。Facebookでつながっている先生方全員に、意義を伝えて参加を募ってください。

オンライン100名の定員は伊達ではありません。

この9名の先生方と、一人の校長先生を、30年前のぼくと同じように孤立無援にしてはいけません。

この勇気ある自立した希望の教師たちを守り抜かなければなりません。

どうぞよろしくお願いします。

会場にあと10名。オンラインにあと70名集の席があります。

日本の教育の今後を決める重大な勧誘を、皆さんよろしくお願いします。

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登壇する小学校教師は以下の通りです。( )は都道府県名。「 」内は書く先生方の10分提言のタイトルです。

1.植田貴弘(千葉)「教師よ、哲学を持て!」

2.山﨑敏哉(東京)「ご先祖様へのあたたかい眼差し」

3.渡邉育美(埼玉)「自分事になるから大好きになる」

4.及川直人(千葉)「齋藤実践×リーダーシップ」

5.小山和志(兵庫)「日本が本当に好きになる齋藤授業実践~感動と感謝で子供も教師も変わる」

6.岡本裕司(千葉)「あのバトンを継ぐのはあなた~語りとパワポで齋藤実践を継いでいく」

7.土田麻由(千葉) 「『自分で決める!』国づくりへの第一歩」

8.飯塚克則(東京) 「日本人としての自覚と責任の芽生え~齋藤実践を公立小学校で成功させるコツ」

9.河邊昌之(千葉)「私の選択」

10.渡邉尚久(千葉県船橋市立船橋小学校校長)記念講演(60分)

 「日本の歴史教育を変える!~これまでの10年、これからの10年~」

最後に、齋藤も少しお話をする予定です。

また、長くなってしまいました。読んでくれてありがとう!

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日本が好きになる!歴史全授業講座10周年 授業を追試した教師9人衆の提言(オンライン) 2024年2月17日(オンライン・Zoom) - こくちーずプロ
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この記事を書いた人

昭和24年、埼玉県生まれ。昭和59年、大宮市の小学校教員に採用される。大宮教育サークルを設立し、『授業づくりネットワーク』創刊に参画。冷戦崩壊後、義務教育の教育内容に強い疑問を抱き、平成7年自由主義史観研究会(藤岡信勝代表)の創立に参画。以後、20余年間小中学校の教員として、「日本が好きになる歴史授業」を実践研究してきた。
現在は授業づくり JAPAN さいたま代表として、ブログや SNS で運動を進め、各地で、またオンラインで「日本が好きになる!歴史授業講座」を開催している。
著書に『新装版 学校で学びたい歴史』(青林堂)『授業づくりJAPANの日本が好きになる!歴史全授業』(私家版) 他、共著に「教科書が教えない歴史」(産経新聞社) 他がある。

【ブログ】
齋藤武夫の日本が好きになる!歴史全授業
https://www.saitotakeo.com/

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