戦後教育の大目標は「教え子を二度と戦場に送らない」でした。
そのために学校はGHQの指導の下に以下のことを意識的・継続的に指導してきました。
・修身・地理・国史は廃止 社会科で代替する
・天皇、神話、神道は教えない
・昭和の戦争は東京裁判の判決に従って教える「日本は戦争犯罪国」
・国旗・国歌は侵略戦争の象徴だからダメ
・国家は「悪いもの(民衆を支配する)」として教える
・愛国心や天皇への敬愛は育てない 無関心を育てる
・日本文化は封建的で遅れている
・日本は軍隊を持たない平和国家になる(これは世界の理想です)
GHQは日本を弱体化するためにこれらを強制したのですが、公職追放後の教師や教育学者たちは本気でっそれが「平和を愛する子供たち」を育てる最善の道だと考えるようになっていきました。
それらが(GHQのたくらみではなく)本当にあの悲惨な戦争になった大本の原因を取り除くことになると信じてしまったのです。
サンフランシスコ条約締結後昭和40年代までは、政府はこれを修正して健全な教育に戻ろうとしていましたが、
昭和50年代から、中国や近隣国の圧力に負けて元に戻ってしまい今日に立っています。
ややまともになったのは、国旗・国歌問題が国際社会の常識に学ぶようになったこと、日本文化の教え方はだいぶましになったこと、教育基本法や学習指導要領など規範的な文書には改善がみられること、ぐらいでしょうか?
上記の箇条項目を中心になって担ってきた教科が「社会科」でした。
社会科を中心に、すべて教科、すべての学校活動を通じて、約80年間全国の学校が努力を続けました。
多くの国民もメディアも日本政府の基本方針(一部は途中で若干修正されましたが)を支持してきたと思われます。
国民の多くがそれを「良いこと」だと考えていたのでしょう。
その結果、日本の教育は見事に当初の目標を達成することができました。
下記の「世界価値観調査」(電通総研)の77か国中67位とぶっちぎりの最下位がその証拠です。
政府と文科省は祝杯を上げているのでしょうか?
本ブログはこの約80年間の日本の学校の努力とその成果を間違っていると主張してきました。
ご検討いただければ幸いです。
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