大宮第三公園日記 7



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ちょっと寝坊をして8:00過ぎてしまったら公園はすでにテリブルな日差しでした。怯む気持ちを振り切ってなんとか3周歩きました。暑い日になりそうです。

教師になるために明星大学の通信教育を始めたのは1979年4月でした。20代の彷徨に終止符を打つためでした。大学中退の情けない若者がなんとか人生をやり直せないものかと考えて。本屋の店員になって月給をもらえるようにはなっていましたが、このままずっとこれで生きられる自信がありませんでした。

最初のきっかけは板倉聖宣(きよのぶ)著『未来の科学教育』(国土社)という新書本でした。

学校の嫌な思い出とともに教師にだけはなりたくないと思っていたはずで、なぜこの本を手に取ることになったのか思い出せません。深く感動し運命的なものを感じました。文章が明晰で教育学者にはめずらしくイデオロギーフリーな雰囲気も好感が持てました。板倉さんは仮説実験授業という画期的な科学教育方式を創造し、たくさんの教師に影響を与えました。

「授業って、こういうことだったのか!」という新しい発見でした。自分の経験とはまったく違う異世界の話でしたが、とてもリアルでした。ああこういう教育なら面白い仕事になるなあと考え、同時になぜか物理でなければぼくの三流の頭脳でもやれる仕事があるかもしれないーなどと、生来の独りよがりの思い込みに至ったのでした😆

先日、本の大量断捨離をやったのでスッキリした本棚ですぐに見つかりました。50数年ぶりに読み返してみたいと思います。1966年初版。この本は1978年の8刷でした。

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この記事を書いた人

昭和24年、埼玉県生まれ。昭和59年、大宮市の小学校教員に採用される。大宮教育サークルを設立し、『授業づくりネットワーク』創刊に参画。冷戦崩壊後、義務教育の教育内容に強い疑問を抱き、平成7年自由主義史観研究会(藤岡信勝代表)の創立に参画。以後、20余年間小中学校の教員として、「日本が好きになる歴史授業」を実践研究してきた。
現在は授業づくり JAPAN さいたま代表として、ブログや SNS で運動を進め、各地で、またオンラインで「日本が好きになる!歴史授業講座」を開催している。
著書に『新装版 学校で学びたい歴史』(青林堂)『授業づくりJAPANの日本が好きになる!歴史全授業』(私家版) 他、共著に「教科書が教えない歴史」(産経新聞社) 他がある。

【ブログ】
齋藤武夫の日本が好きになる!歴史全授業
https://www.saitotakeo.com/

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