日清・日露、とくに韓国併合のあたりから、ごく一部の生徒(まじめな)の中から毎年次のような言葉が出てくる。
・小学校や塾で習っていたことがほぼ全部間違いだったことがわかった。というか、中学の授業ではそうだった。ほかにも、間違って教えられたことがあるか不安です。
こういう場合は個別に面談してその意味を話すようにしている。多くは秀才タイプの「少しはむずかしい話が通じる生徒」で、面談の内容は生徒によって異なる。話を聞いてうなづいてやればいいのだが、少しは意味を話もする。
簡単にしてしまうと、まず事実(史実)が変えられないということ。それをどう見るかということで日本人の歴史と韓国人の歴史がくいちがっている、ということを話す。そして、日本人のかなりの部分やマスコミが、なぜ韓国人の歴史のほうを教えようとしているのかは、これからの授業でわかるようにしていくから、しっかり学んでください、としめくくる。
こういうとき、思春期に入ろうとする少年少女にこんな理不尽な不安を持たせるような教育を、なんとか改められないものかと痛切に思う。
1年生から教えてきた信頼感があるから救うことができるけれど・・・。
ま、ほとんどの生徒たちは次のように肯定的である。
・やっぱり日本人は列強の仲間になっても大和魂を忘れなかった。とてもうれしかったです。
・韓国併合は日本の植民地支配だと習ったが、それは違うということが良くわかった。やっていることがまったく違うし、その決定的証拠が話し合って条約を結んでいることだと思う。韓国には早くそれに気づいてほしい。
・日本が西洋列強のような植民地支配をしないで、他の国も平和になれるような取り組みをしたので、よかったと思いました。
・なぜ一番ひどいことをしている李朝の支配に文句を言わず、優しくしてあげた日本に猛反発するのでしょうか。日本に甘えすぎでは?と思いました。優しくしてくれた人にはそれ相応のお礼をしたいと思いますが、「恩を仇で返す」とはこのことだなと思いました。
・日本は韓国の成長を助けたのに、いま色々言われていて悔しいです。もっと証拠を出して認めさせたいです。
・韓国の方から併合と言ってきたのに、勝手にデマを流してきてムカツクと思いました。近代化を進めているのは日本なのに・・・。ヨーロッパみたいな支配ではなく、日本とくっついただけで変なこと言われるのは腹が立ちます。
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