作文「日本の歴史を学んで」1



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これは2014年の記事です。

しばらく連続で載せていきます。
ぜひ読んでください。
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本日から中学2年生(14歳)が書いた作文「日本の歴史を学んで」を紹介していきます。

 中高一貫の私立中学ですがいわゆる進学校ではなく、ごくふつうの中学生です。
理解力、表現力、様々な個性があり、間違いもあれば、よくわからないところもあります。
そこのところはどうかご容赦ください。
どれも2年間教えてきた結果ですので、ありのままに読んで、また4月からの仕事に生かしていこうと考えています。
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 「日本の歴史を学んで」1(女子)
 私が一番心に残っているのは、明治維新から昭和まででした。
 その範囲はとても覚えにくくて苦手でした。
「~戦争」や「~条約」なっど似たような名前の戦争や条約が多かったからです。
でも年度ごとにまとめてがんばったので、最後のテストで38点取れました(50点満点)。
 「戦争中に日本は悪いことをたくさんした」という私のイメージが、「日本は悪いことをしたわけではない。むしろ他の国のほうが戦争犯罪などをしている」というイメージに変わったことが、私にとって衝撃的でした。
 私の祖父母は第二次世界大戦を経験しています。
幼い頃よく祖父母に戦争の話をしてもららって、戦争のむごさなどを一応理解しているつもりでしたが、より深く戦争についてわかることができました。
 なぜアメリカは原子爆弾を落とし、日本を占領したのか。
私は幼い頃「はだしのゲン」を読んで思いました。その理由が今明確になって、とてもすっきりしています。
 歴史は考え方次第で、日本が悪者になったりもします。
でも日本だけが悪いのではなく、日本の行動にはそれなりに理由があることがわかりました。
 それと、日本は大昔から何も変わっていないのだなと思いました。
 天皇は日本の永遠のシンボルだと思いました。
天皇は国民のために行動し、国民は天皇のために行動する。
やっぱり日本は中国などとは違うのだなーと思いました。
 中国は昔から強い者だけが権力を握り、またその力が弱まると、ほかの強い者が権力を握る、の繰り返しでした。
 それに対して日本は、政治をする人は変わるものの、天皇はその一族が代々やっています。
 歴史の授業を受けて、改めて日本はすごいということがわかりました。

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この記事を書いた人

昭和24年、埼玉県生まれ。昭和59年、大宮市の小学校教員に採用される。大宮教育サークルを設立し、『授業づくりネットワーク』創刊に参画。冷戦崩壊後、義務教育の教育内容に強い疑問を抱き、平成7年自由主義史観研究会(藤岡信勝代表)の創立に参画。以後、20余年間小中学校の教員として、「日本が好きになる歴史授業」を実践研究してきた。
現在は授業づくり JAPAN さいたま代表として、ブログや SNS で運動を進め、各地で、またオンラインで「日本が好きになる!歴史授業講座」を開催している。
著書に『新装版 学校で学びたい歴史』(青林堂)『授業づくりJAPANの日本が好きになる!歴史全授業』(私家版) 他、共著に「教科書が教えない歴史」(産経新聞社) 他がある。

【ブログ】
齋藤武夫の日本が好きになる!歴史全授業
https://www.saitotakeo.com/

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