赤池まさあき



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参院選比例区は「赤池まさあき」をお願いします。
「自民党」ではありません。
今の自民党のままでは戦後レジームの脱却はかないません。

以下は、参考資料です。

チャンネルAJERをご覧の皆さまこんにちは、倉山満でございます。本日自由民主党総裁選挙が行われまして、安倍晋三先生が総裁の座に返り咲きました。まずはおめでとうございます。

とはいうものの、前途多難ですね。まず結果を数字で見れば実はなぜ安倍総裁が前途多難であるか、安倍総裁以上に日本国にとって前途多難であるということを解説したいと思います。一回目の投票で一意だったのは石破茂さんですね、地方議員票で300票中165票という過半数を獲得、国会議員票では34票で3位で合計199票の1位、2位の安倍晋三先生は地方票で87票、国会議員票は54票の2位で合計141票でやはり2位、3位の石原伸晃三、地方票はなんと38票、国会議員票は58票で1位なんですが、計96票3位という予想外の少なさですね、町村さん地方票7票国会議員票27票で合計34票、林さんは地方票3票国会議員表24票で合計27票で最下位、とまぁ町村さん林さんはある程度予想ができたんですけど、決選投票は国会議員だけで安倍晋三さん108票石破さん89票ということで、石破さんは国会議員票を55票伸ばしたということですね、この55人って言うのは安倍さんのことを絶対嫌だという方ですね。これはいいんですけども、これで安倍晋三先生が勝ったと思ってはしゃいだら日本救国はありえません。

なぜかと言うと、これは安倍先生が勝ったんじゃなくて石原さんが勝手に負けたんですね。安倍総裁実現の最大主君者は間違いなく石原伸晃三さんです。ハッキリいえば長老たちは石原さんたちを推してて、石原伸晃さんという人は非常に都合がいい人だったわけです。石破さんはとにかく嫌われていると、安倍さんは何をしでかすか分からない、辞め方問題というのが長老たちの間ではずっとくすぶっていましたし。石破さんよりも阿部さんよりも石原さんというのは国会議員の支持者が20人自力で集められないという数ですので、長老たちの力で応援しやすい、長老たちのいうことを一番聞く人である。それに加えて親馬鹿で有名な都知事の応援まで見込めて保守色を出せるという、最も都合がいい候補が石原伸晃三さんで普通に行けば谷垣さんを下ろした時点で勝てるんですが、なんと5:0の状態からオウンゴール5連発ということをやってしまったんですね。谷垣さんに向かって「自分は黙ってればいいのさっさと降りろよ」と言ってしまってみっともない喧嘩になってしまって、谷垣さんでなくても怒るわなという話があれば、福島第一原発のことを何を血迷ったかサティアンと呼んでしまうという、どう失言したらそうなるんだていう話もありますし、総裁選の候補者討論ですね、ごにょごにょしてて何を言ってるか分からないという、そういうのが5連発続いてしまったんで、「この人は駄目だ」ということで石原さんから党員票が逃げていってしまって、38票というのはさすがに予想外の少なさですね。結果的に安倍さんと石破さんが予想外に票を取ってしまった、地方票はそちらに流れてしまったということなんですけれども、さすがに自民党員という人たちはお金を払って自民党の党員になろうという人たちで、自民と言うのは良くも悪くも国民政党ですから、「政治に関心がある日本人の縮図」みたいな人なんですね。その中の過半数が石破さんがいいといってしまったわけなんですよ。それに対して安倍さんは結果的に165票しか取れなかった。他の石原さんとか町村さん林さんよりは上なんですけども、過半数の党員は石破さんを支持している。それでも国会議員の中でなだれ現象が起きずに、むしろ安倍さんに支持が流れてしまったわけですね。石破さんは確かに国会議員の間で嫌われていると、消去法で安倍さんがなった。

じゃあ安倍さんを支持した人は誰か、まず森さんですね、まぁ町村さんを立てるべきだったけれど、じゃあ安倍と石派だったらそれは安倍だろうと、清和会という自分の派閥の政権の方が良いに決まっている、主流派として総裁取りたい。谷垣さんも石原さんには絶対に入れたくない人ですね、さらに石破さんのこともあんまり快く思ってない。となると安倍さんですね、伊吹さんは最初から安倍さんをあてにしているようなひとですね、古賀さんだけは安倍さんことを大嫌いなんで話は別ですけれども、額賀さんの派閥も安倍さんに流れたであろうということです。ということを考えると安倍さんは自民党の長老たちの力で総裁になったわけなんですよ。

「何が何でも総裁になってしまえばいい」「どんなやり方でも勝てばいい」「何で勝っても勝ちは勝ち」という意見ももちろんあるんですよ。安倍さんの側近にそういう意見があるのは承知しております。安倍さん自身も8月までに一切行動しなかったのはこれを狙ってのことだろうという風に私は勝手に推察しておるのですけども、じゃあその勝った後何ができるのかということが大事になってくるわけですね。安倍先生は「戦後レジームの脱却」というのを掲げているので、それはとにかくやるんだと、それはもう大賛成です。1月以来私は「日本を救えるのは安倍晋三先生しかいない」と、「安倍晋三先生が憲法改正を軸にして政界再編を起こして、もう民主も自民もついでに維新もぶっ壊してくれ」ということを今考えておりますし、当時から民主と自民二大政党という枠組みで考えては駄目だと、いう風に考えておりました。当時の谷垣自民党執行部というのは、もう第2与党と化していたわけですから。

じゃあ安倍さんは今約200人中108人の支持で勝って、89人が反安倍なわけですね、その反安部がほぼ半分に近いような人たちの自民党を率いて、しかも一般党員の人たちの過半数は安倍じゃなくて石破だと、安倍は嫌だという情勢の中で自民党総裁の中で自民党を率いて解散総選挙に打って出る、追い込むという戦術戦略で戦後レジームの脱却ができるのか。解散に追い込むといっても民主党の衆議院議員で今早期解散をしたい人は間違いなく一人もおりません。野田さんは負けるための解散は一切しません。では自民党はどうやって早期解散を追い込むのか、定数是正をしない前に解散していいのかという話はさておいて、追い込むとしたら特例公債しかないんです。特例公債今大変なことになっています。財務省が必死になってひねり出して、11月末までは持つだろう、じゃあ12月以降どうするんだと。この特例公債を清掃の愚にして解散に追い込むということをやっても、その前に定数是正ができていても、それは大変なことになってしまうわけですね。それは民主党ですらやらなかったこと。それで解散に追い込めなかったら、国民生活が苦しくなるだけなんですね。そもそも別に「民主党解散に追い込むな」とか、定数是正してしまえば別にやっちゃいけない理由はありませんし、一応は。別に「民主党攻撃するな」って言ってるわけじゃないんです。だったらむしろ私は野田内閣をつぶしてしまえとこの番組で何度も主張しているわけですね。だったらなぜ増税の方、今の話じゃないですし、今やったら景気に悪影響しか与えないデフレ下の増税に野田総理が勝手に命を賭けていたわけですよね。それをなぜ8月につぶさずに今特例公債という政争の具にしてはいけないものを、政争の具にして解散に追い込もうとしているのか。

じゃあ解散になったとしましょう、民主党政権引き摺り下ろしたとしましょう。民主10人増半が出たら不信任案通りますんで出きっとしましょう。参議院はどうなるんですか、って話なんです。参議院は誰も過半数を持っていない状況なんです。とにかく民主党野田政権いやだ、私も同じ気持ちです。ただ今解散をすることは百害あって一利なしなんです。解散なんかしたって参議院で勝ってないんで何の意味も無いです。逆にねじれ国会で逆襲されるだけなんです。だったらするべきことは何か、特例公債、これは政争の具にしてはいけないのでさっさと通さなければいけません。増税を先にやらした財務省の罪はあるんですが、財務事務次官の勝栄次郎さんの罪は大罪なんですが、安倍晋総裁がこれを政争の具にするようなことがあれば国家本位の政党ではないということになります。国家の重要政策を政争の愚にすることは安倍さんの本位ではないと思います。そして定数是正もやらない限りは解散してはいけません。今の最高裁長官は非常に頭の固い方ですので、違憲判決を下しかねない。そうなったらもう国家崩壊そのものになります。

じゃあここで私は解散をするなということを強く訴えているんですけれども、だからといって今の政府をやることを指を加えて見ていろとは言ってないんですよ。大事なことは来年、絶対7月に参議院選挙があります、6月に都議会議員選挙があります。そして選挙よりも大事なことは来年3月は日銀人事があるんですよ。総裁と二人の副総裁が一気に代わるんです。ご存知の通り日銀総裁の任期は5年です。もしここで白川続投、あるいは後白川法王登場ということなったら、今よりひどい不況がもう5年間続くということなんですね。あと5年半不況に耐えるんですか。来年から25年間の復興臨時増税が始まります。さらに平成26年消費税8%、27年消費税10%という風になっています。景気回復条項、そんなものは数値目標にしか過ぎません。そのときに強い政権基盤を持っていない安倍総理で、参議院はねじれたままで景気回復条項を取引材料にして発動させてくれない、みたいな話になったらどうなるんですかって話なんですね。

だからやるべきことは来年7月衆参同時選挙で一気に勝つ。これは自民党という枠組みにこだわるべきではない。そしてその前に衆参同時選挙と議会議員選挙で勝つためには、都議会議員は国政選挙と同じですから、そのためには3月の日銀人事で勝つということ、これは野党であっても勝てます。そのための準備を今から始めることなんです。私がこの番組をご覧の皆様に訴えたいことはとにかく来年3月の日銀人事で勝てるようなことをやる、安倍総裁にはぜひそれを真の野党として、陛下の野党として白川法王討伐というものをやってほしいということ。

じゃあそれをやる体制ができるかどうか、今回の総裁選挙が良かった結果が言えるかどうかはもう1週間以内に試金石が訪れます、それは人事です。安倍晋総裁が新執行部人事どれだけ自民党内の膿を吐き出せるか、自民党が陛下の野党として新しい船出を歩みだすかどうか、その覚悟を見えるのは人事です。ですので安倍新執行部が出るまで私はあえて一切はしゃぎません。安倍晋総裁を歓迎するつもりはありますし、実際に安倍総裁を求める文化人の発起人の一人でもありますので、まずはおめでとうございますといいたいんですが、ここからが大変ですし、最初の人事で失敗してしまうと後全て引きずられますので、決して今はしゃげる状況ではない。とにかく自民党内の真の改革、これを安倍真相ができるかどうかということを、この番組の皆様注視してください。

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この記事を書いた人

昭和24年、埼玉県生まれ。昭和59年、大宮市の小学校教員に採用される。大宮教育サークルを設立し、『授業づくりネットワーク』創刊に参画。冷戦崩壊後、義務教育の教育内容に強い疑問を抱き、平成7年自由主義史観研究会(藤岡信勝代表)の創立に参画。以後、20余年間小中学校の教員として、「日本が好きになる歴史授業」を実践研究してきた。
現在は授業づくり JAPAN さいたま代表として、ブログや SNS で運動を進め、各地で、またオンラインで「日本が好きになる!歴史授業講座」を開催している。
著書に『新装版 学校で学びたい歴史』(青林堂)『授業づくりJAPANの日本が好きになる!歴史全授業』(私家版) 他、共著に「教科書が教えない歴史」(産経新聞社) 他がある。

【ブログ】
齋藤武夫の日本が好きになる!歴史全授業
https://www.saitotakeo.com/

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