学校法人精道学園 精道三川台小学校(長崎)の馬場豊先生からです。長崎は佐倉さんに続く二人目です!
カトリックの学校で男子校だそうです。小学校では珍しい。
・・・「学校の指導司祭(神父様)に相談したところ、「カトリックの教えを伝えることはもちろん大切ですが、日本の国の成り立ちや神話を教えることも同様に重要です」と理解ある言葉をいただきました。その後、校長からも同様に理解を得て、授業を実践することができました・・・
とあり感銘を覚えました。また子供たちの成長をこう書いてくださいました。
・・・子供たちは歴史上の出来事を断片的に学ぶのではなく、常に当事者意識を持ちながら一連のストーリーとして学びました。その結果、多くの子供たちは「今の自分があるのは、ご先祖様たちがバトンを繋いでくれたおかげだ」という思いを抱くようになりました。そして何より、子供たちは日本のことが大好きになりました。
授業用スライド作成の岡本先生への謝辞も添えられています。ありがとうございました。
子供たちの感想文ファイルは明日ご紹介します。
【追試報告】
1. 追試した学校のある都道府県名
→学校法人精道学園 精道三川台小学校(長崎)
2. 追試した学級数と児童生徒の人数(およそで)
→学級数6年生1クラス(16名)
*ちなみに全て男子です。(日本で3校ある小学校男子校のうちの1校が本校です。)
3. 追試したときの教職経験年数(およそで)
→28年
4. 追試してどうだったか(簡単に、詳しく、どちらも大歓迎です)
カトリックの学校であるため、内心「この内容を子供たちに教えても大丈夫かな?」と不安に思っていました。その際、学校の指導司祭(神父様)に相談したところ、「カトリックの教えを伝えることはもちろん大切ですが、日本の国の成り立ちや神話を教えることも同様に重要です」と理解ある言葉をいただきました。その後、校長からも同様に理解を得て、授業を実践することができました。
この実践の中で特に気を遣ったのは、戦国時代におけるキリスト教布教の場面でした。ここでは、神父様から聞いたカトリックの考えを加えつつ、日本側とカトリック教会側の両方の立場に立った授業を行いました。言葉を慎重に選びながら進めた授業でしたが、「こういう時代があったんだね」と子供たちが歴史を通じて当時と現代の人々の考え方や価値観の違いを学べたのではないかと思います。
最も盛り上がった授業は日露戦争でした。子供たちは、東郷平八郎率いる連合艦隊のT字戦法に非常に感心し、食い入るように授業に聞き入っていました。ここで岡本先生のスライドが大活躍したのは言うまでもありません!また、補足として旅順攻囲戦で命懸けで突撃した白襷隊の話もしました。
この授業を通じて、子供たちは歴史上の出来事を断片的に学ぶのではなく、常に当事者意識を持ちながら一連のストーリーとして学びました。その結果、多くの子供たちは「今の自分があるのは、ご先祖様たちがバトンを繋いでくれたおかげだ」という思いを抱くようになりました。そして何より、子供たちは日本のことが大好きになりました。
本校は海外に多くの姉妹校があるため、外国の人たちと交流する機会も豊富です。ここで学んだ「大好きな日本」について、これから海外の多くの人たちに語ってくれることを期待しています。
昨年の年始早々に、本とCDを送ってくださった齋藤先生、そして子供たちに視覚効果抜群のスライドを提供してくださった岡本先生、ありがとうございました。
追伸
子供たちの感想文を添付いたしますので、ご覧いただけますと幸いです。
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