かんたん紹介「日本が好きになる!歴史授業」①歴史入門



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まず最初の授業で歴史入門をします。これは「なぜ昔のことを学ぶのか?」に答えを出して、歴史というのは他人事(’ひとごと)の知識ではなく我が事(自分事)なのだとわかる授業です。

こんなスライドから始めます。

 上に上に追いかけて行って、膨大な数の先祖がいなければ自分はいない!と気づきます。それを「命のバトン」と呼ぶことにします。戦後の学校はつとめてこのタテのつながりを教えないできたといえます。問題の原点です。

次に、命のバトンが「国づくりのバトン」でもあることに気づかせます。私たちの現実の人生は、ホモサピエンスではなく日本人です。国がなければ「命のバトン」はつながらない、

最後に、探求の途中で出てきた「謎」を解決します。

このような3ステップのシンプルな授業ですが、効果は絶大です。

1 わたしたちが生まれてきたのは「奇跡」みたいに思える
2 ご先祖様に感謝しなくちゃね
3 国づくりのバトンを勉強するのが歴史なんだね
4 先祖のおかげで日本がある 
5 どの時代にも自分の先祖が生きていた・信長のそばにいたかも?
6 大人になったらバトンが自分の番に回ってくる 

子供たちのおもな感想はこんな感じになります。
命と国が「すごく大事なもの」になります。
「歴史はしっかり勉強しよう!」という感じで背筋が伸びます。
学習意欲が高まり、歴史を学ぶマインドがセットされます。
単品で「道徳」の授業としても使われているようです。

最後はこんなふうにまとめます。

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この記事を書いた人

昭和24年、埼玉県生まれ。昭和59年、大宮市の小学校教員に採用される。大宮教育サークルを設立し、『授業づくりネットワーク』創刊に参画。冷戦崩壊後、義務教育の教育内容に強い疑問を抱き、平成7年自由主義史観研究会(藤岡信勝代表)の創立に参画。以後、20余年間小中学校の教員として、「日本が好きになる歴史授業」を実践研究してきた。
現在は授業づくり JAPAN さいたま代表として、ブログや SNS で運動を進め、各地で、またオンラインで「日本が好きになる!歴史授業講座」を開催している。
著書に『新装版 学校で学びたい歴史』(青林堂)『授業づくりJAPANの日本が好きになる!歴史全授業』(私家版) 他、共著に「教科書が教えない歴史」(産経新聞社) 他がある。

【ブログ】
齋藤武夫の日本が好きになる!歴史全授業
https://www.saitotakeo.com/

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