オールドメディア・フジテレビ問題



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昨日からフジテレビのCMスポンサーの撤退が続いている。トヨタ・日本生命など。

直接は例のジャニーズタレントの性接待の一件だが、トヨタなどは以前からフジの第4権力としての傲慢を苦々しく思っていた経緯があるようだ。

同じフジサンケイグループのオールドメディア産経新聞はこう報じている。

「日本生命保険やトヨタ自動車は18日、フジテレビで放映しているCMを当面差し止めると明らかにした。日生はタレントの中居正広さん(52)と女性とのトラブルを巡り、フジテレビ社員の関与が報道されていることなどを総合的に判断したと説明している。
明治安田生命保険やアフラック生命保険も同様の対応を取ると表明し、企業の間でフジテレビへのCM対応を見直す動きが広がってきた。
日生は19日から当面、「千鳥の鬼レンチャン」と「Mr.サンデー」のCMをACジャパンに差し替える。20日からは「めざましテレビ」でも変更する。明治安田も「当面の間、放映するCMを差し止める」としている。」

この流れをぜひ推し進めていただきたいと思う。

女子アナは美人じゃなくちゃという文化をつくったのはフジテレビだった。

頼近美智子というNHK美人アナウンサーを引き抜いて派手に使い、最後は引き抜きを命令した社長本人が自分の妻にしてしまった。

ブラウン管のなかだけでなく、美人アナはいろいろな使い道があるというテレビ文化の象徴的な始まりだった。

それが表に出てきて、フジが干上がるのはめでたいことと思っている。日本の地上波もアメリカ同様ぜんぶが同じ方向に偏りすぎているからだ。偏るのはいいが、各社がいろんな方向に偏るのが望ましい。

フジはクーデターと乗っ取りの文化があって、いまの日枝会長は鹿内一族からフジを乗っ取った張本人だ。彼の独裁政治がフジテレビをここまで連れてきたんだから、その責任はまぬかれない。

日枝さんを追放して、経営陣を立て直すチャンスである。

フジテレビをアメリカで言えばFOXニュースのような立ち位置のオールドメディアに再建する株主が、フジを乗っ取るのが日本のために望ましいと思う。

つまり戦後レジームを脱却するテレビ局の誕生である。このシナリオが日本にとって最も意義のある未来である。

期待して見守りたい。

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この記事を書いた人

昭和24年、埼玉県生まれ。昭和59年、大宮市の小学校教員に採用される。大宮教育サークルを設立し、『授業づくりネットワーク』創刊に参画。冷戦崩壊後、義務教育の教育内容に強い疑問を抱き、平成7年自由主義史観研究会(藤岡信勝代表)の創立に参画。以後、20余年間小中学校の教員として、「日本が好きになる歴史授業」を実践研究してきた。
現在は授業づくり JAPAN さいたま代表として、ブログや SNS で運動を進め、各地で、またオンラインで「日本が好きになる!歴史授業講座」を開催している。
著書に『新装版 学校で学びたい歴史』(青林堂)『授業づくりJAPANの日本が好きになる!歴史全授業』(私家版) 他、共著に「教科書が教えない歴史」(産経新聞社) 他がある。

【ブログ】
齋藤武夫の日本が好きになる!歴史全授業
https://www.saitotakeo.com/

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