むかし小学校にあった二宮金次郎像の盛衰



日本史ランキング
クリックお願いします!別ウィンドウが開きます

小学校にあった二宮尊徳像の盛衰がわかった(たぶん)。

ブームになったのは昭和3年(1938)でした。愛知県の石工組合と愛知県の鋳物組合が「小学校に寄贈しましょ!」キャンペーンをやったのがきっかけだそうです。意外と新しい。

これは世界でも珍しい民間によるパブリックアートでした。お上は関係なかったなんだね!しかもGHQはこれを禁止ではなく推奨していたようです。「二宮金次郎は日本のリンカーン」と言っています。

1950年代にはプチ復興ブームもありました。これは独立後のナショナリズム復興が原因ですね。忠臣蔵ブームとか道徳教育復活など。

その後1960年代から全国の小学校から消えていったのは「奇跡の経済復興」が原因だったようです。

戦前の話はけっこう不正確なものが多いのでこういう発掘がとても大事です。日本神話関連のモニュメントや施設・名所旧跡などもけっこう新しいもの(昭和)が多いようなのでこれからも注意していきたいと思います。

山田五郎さんの美術番組はけっこう好きです。

あなたの学校にはどんな【二宮金次郎像】がいた?〜学校にある不思議な美術〜 実は草の根パブリックアート🎨だった!?【前編】
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

昭和24年、埼玉県生まれ。昭和59年、大宮市の小学校教員に採用される。大宮教育サークルを設立し、『授業づくりネットワーク』創刊に参画。冷戦崩壊後、義務教育の教育内容に強い疑問を抱き、平成7年自由主義史観研究会(藤岡信勝代表)の創立に参画。以後、20余年間小中学校の教員として、「日本が好きになる歴史授業」を実践研究してきた。
現在は授業づくり JAPAN さいたま代表として、ブログや SNS で運動を進め、各地で、またオンラインで「日本が好きになる!歴史授業講座」を開催している。
著書に『新装版 学校で学びたい歴史』(青林堂)『授業づくりJAPANの日本が好きになる!歴史全授業』(私家版) 他、共著に「教科書が教えない歴史」(産経新聞社) 他がある。

【ブログ】
齋藤武夫の日本が好きになる!歴史全授業
https://www.saitotakeo.com/

コメント

コメントする

目次