濵田和彦先生の追試報告



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◆友人の濵田先生(横浜)が、追試報告を送ってくださいました。
学年99人のこどもたちに懇切な指導をされたことが伝わり感激しました。ぜひ読んでください。
また子供たちの学習感想文を20通ほどコピーして送ってくれましたのでこれも載せてあります。こちらもスクロールしてぜひ全部読んでみてください。
歴史学習を通して12歳の少年少女の心に生きる力が育っていることが分かります。濵田先生のご研鑽とご努力に心から御礼申し上げます。

1. 追試した学校のある都道府県名        神奈川県(横浜市)
2. 追試した学級数と児童生徒の人数(およそで) 99名
3. 追試したときの教職経験年数(およそで)   14年

「日本が好きになる!歴史授業」 追試報告   R6.8.8


勤務校では、教科担当制をとっており、私は社会科担当を希望して一年間過ごし
ました。
「追試」と言っては、齋藤武夫先生からお叱りを受けるかも知れませんが、大筋
のところでは齋藤先生の授業コンテンツ(主にパワーポイント)を使用させていた
だきました。
特に印象的だったのは、仏教論争のところでした。蘇我派と物部派に分かれての
討論は、クラスを大きく二分することで日本の歴史上の大きな決断を疑似体験する
ことができました。子供達も歴史上の重要人物になったつもりで議論を戦わせ大い
に盛り上がりました。
また、勤務校が鎌倉に近いこともあり、授業と並行して鎌倉見学にも行くことが
できました。特に北条時宗の元寇のときの決断について考えさせるなど、自分なり
に授業をアレンジしながら楽しく学ぶこともできました(円覚寺参拝を勧めたのは
勿論です! 時宗公の国家を背負っての決断を学ぶとともに、日本・元の両国犠牲
者を弔う仁慈の心にも触れることができました。)
業者テスト対策もあり、齋藤先生のパワーポイント資料を中心に使いつつも、歴
史資料と教科書とを行き来しながらの授業となりました。従って「追試」と呼ぶの
は烏滸がましいものだったかも知れませんが、齋藤武夫先生から教えていただいた
「命のバトン」と「国づくりのバトン」をつないでいくことの大切さについては触
れられたのではないかと感じております。
以上が報告の概要です。
何より有り難いのは、自分自身が歴史の楽しさを感じ、自分自身が先人が紡いで
いかれた歴史の数々に感動すると共に、その感動を子供達に伝えられたことです。
改めて齋藤武夫先生への感謝の気持ちをお伝えさせていただくと共に、簡単では
ありますが追試の報告とさせていただきます。本当にありがとうございました。
以上、よろしくお願い致します。
※別途、歴史単元の最後に子供達が書いた振返りワークシート(抜粋版)を送らせ
ていただきます。
(横浜市立小学校 教諭 濵田和彦 )

子供たちの学習感想文集

◆ブログを読んでくださるみなさま。
毎日50名ほどの方がのぞいてくださっていて感謝しかありません。
このブログを通して全国の先生方に歴史教育の改善が、自我形成期の子供たちにとっていかに大切かを訴えてきましたが、このようにそれが空言でなかったことが実証されてきています。
日本の教育界・識者は相変わらず私どもの運動に反対か黙殺しかありませんが、現場で奮闘している先生方は「日本が好きになる!歴史授業」の教育効果に目覚め始めています。
歴史学習にはそういう力があるからです。
・子供たちの自己肯定感を高め前向きに生きる力を育てます。
・民主主義と自由主義を守る国民を育成できます。
まだまだ私どもは大海の一滴ですが、「教室からの教育改革」を一歩一歩進めてまいります。
どうぞ応援してください。

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この記事を書いた人

昭和24年、埼玉県生まれ。昭和59年、大宮市の小学校教員に採用される。大宮教育サークルを設立し、『授業づくりネットワーク』創刊に参画。冷戦崩壊後、義務教育の教育内容に強い疑問を抱き、平成7年自由主義史観研究会(藤岡信勝代表)の創立に参画。以後、20余年間小中学校の教員として、「日本が好きになる歴史授業」を実践研究してきた。
現在は授業づくり JAPAN さいたま代表として、ブログや SNS で運動を進め、各地で、またオンラインで「日本が好きになる!歴史授業講座」を開催している。
著書に『新装版 学校で学びたい歴史』(青林堂)『授業づくりJAPANの日本が好きになる!歴史全授業』(私家版) 他、共著に「教科書が教えない歴史」(産経新聞社) 他がある。

【ブログ】
齋藤武夫の日本が好きになる!歴史全授業
https://www.saitotakeo.com/

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