船橋小学校で授業をしてきました



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船橋市立船橋小学校の6年生約90名に聖徳太子「隋との対等外交」を授業してきました。渡邉校長先生がFacebookに書いてくださいましたので掲載させていただきます。渡邊先生ありがとうございました。
子供たちの文章をぜひお読みください。


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今日は齋藤武夫先に歴史の授業をしていただいた。それも、『聖徳太子』の授業。

これまで『命のバトン、国づくりのバトン』や『伊能忠敬の日本地図』の授業をしていただいたことはあったが、『聖徳太子』の授業は初めて見せていただく授業。

この『聖徳太子』の授業も『命のバトン、国づくりのバトン』と並ぶ齋藤実践を象徴する授業の一つ。

普段、我々授業者がパワーポイントで授業しているのに対抗してか、アナログでの授業。

今日は聖徳太子の授業3時間目。

授業後、しきりに反省の言葉をおっしゃっていたが、いやいや、なんのなんの、素晴らしい授業だった。

飛び込み授業の場合、やはり、子供との関係性を作るため、齋藤武夫先生は前半に実に丁寧に時間をかける。後半、時間がなくなって駆け足になってしまったようだが、それも全く問題のないレベル。

子供たちは、日本がアジアの中でいわゆる中国から独立しようとしていたことをしっかりと押さえることができた。そして、今日の授業でなによりも大切なのは、「天皇」という言葉がここで初出であるということ。

これがどれだけ日本にとって大きなことかはこの後、じわじわわかってくる。

ところで、今日は齋藤先生が来校時、本校の通級担当のところに指導に来ていた指導主事は齋藤実践の経験者。指導が終わった後だったので、齋藤先生にご挨拶したいということで引き合わせた。相手が女性だったこともあり、齋藤先生も話が弾む。とても嬉しそうだった。

さらに、他校から齋藤先生の授業を一目見たいと6年担任が参観に来る。彼がいかに齋藤実践に出逢って幸せなのか、話している様子をみてよく伝わってきた。とても純粋で熱いものを持っている教師である。

上記の2人の共通点は「感性が豊かである」ということ。同じ実践をしても感じ方は人それぞれである。私も齋藤実践に出逢って人生が大きく変わったので、齋藤実践のすごさを身をもって実感している1人である。だから、相手がどれくらい心から感激しているかは見ればすぐにわかる。そういう先生に直接、お礼を言われて齋藤先生も嬉しかったのではないかと思う。

今日は子供たちに齋藤先生に出逢わせるという大きな目的の他にもう一つ目的があった。

本校の学校運営協議会の委員にも参観いただいたこと。

本校が「日本を愛し、日本に住む誇りと自信を持つ」ための授業として齋藤武夫先生の授業を実践していることを学校運営協議会で知らせると、一度見てみたいとおっしゃってくださっていて、本日、可能な方に参観いただいた。

参観に来てくださったお二人は感激して帰っていった。私の学校経営をまた一つ深く理解いただき、さらに応援いただけるきっかけとなった。これを提案してくださった同じ委員の森口さんに感謝したい。

今週もあっという間に過ぎていった。週の最後、充実した時間を過ごすことができた齋藤先生に感謝したい。

あらためて言いたい。

義務教育段階では日本の子供たちに肯定的な歴史を教え、健全な愛国心を育てるべき。必要以上に否定的な歴史を教えることは子供たちを精神的に虐待にしているのと同じこと。

今年度も残すところ269日。

(児童の振り返りから)

・デジタルもいいけど、アナログもゆっくり聞けてよかった。私は日本と中国が対等外交なのは賛成。理由は一生中国の子分は嫌だから。武夫さんのサインがもらえてよかったです。ありがとうございました。

・今日は特別な先生が来て普通とは違う感じですごく楽しかったです。他に国書のことを詳しく学びました。日本が1番えらい隋にすごく勇気のあることをし、日本が今に変わっていくのを詳しく教えてくれてすごくうれしかったです。

・聖徳太子の国書、最後の国づくりの大方針がわかりました。日本は中国の家来なのに、同じ対等な国だと書いていて、聖徳太子はとても強気だなと感じました。それは昔から中国は遠交近攻という体制をとっていて、隋にはそれほど強力な力が無いと見通していたからで、やはり、聖徳太子はすごい人だなとあらためて思いました。日本が今、世界で最も古い国なのは中国の家来の大和から、1つの独立国である大和へと変えた聖徳太子のお陰なのかなと考えました。

・色々な中国の状況を考慮して考えた聖徳太子の作戦っていうのはとてもすごい練り込まれていると思った。そして、一度怒らせても対等な立場となれたのもやっぱり作戦が先述した通り、すごかったんだと思った。そして、最近はデジタルで授業を受けていたので、アナログな社会は新鮮でおもしろかった。で話を戻すとこのころの他の国がどうしていたのかが気になった。

・あそこまで「俺が1番お前らは家来」みたいにしてた隋があっさり日本を許す(?)ことにびっくりいました。(いいこと)聖徳太子の決断と先を見る力がとてもすごいと思いました。

・今日は聖徳太子の成果?に驚きました。あんなに「挑発」した手紙を送って日本は滅びてしまうんじゃないかとヒヤヒヤしたけど、太子の見事な「読み」で日本が天皇の国になったから太子のような思い切りさと冷静の両方が必要だと思いました。

・今日は聖徳太子③をやった。まず最初に思ったことはカンカンに怒った隋の皇帝煬帝が目の前にいてもそこから逃げず、我慢し続けた小野妹子です。それから、手紙を書いた聖徳太子もすごい勇気を持った人だなと思った。そして、武夫先生の授業がわかりやすく、内容が入ってきやすかった。

日本が独立国として天皇という名前をつけ始めたのは聖徳太子のお陰だったんだなー。「天子」という言葉を使っただけでカンカンに怒っちゃうのは短気な人だなーと思った。日本はこれからもっと発展して外国に勝ってほしいです。

隋の皇帝って器が小さいんですね。日出る処と日没する処っていうのは社会的な距離じゃなくて理科的なこと?中国の遠交近攻、自分だったら周辺国を固めて遠い国をつぶしていく方がいいと思うけど…なんで周りをみんな敵にするんだ?聖徳太子は先までちゃんと考えられる人材だから、あんなハイスペックなんだろうね。後先考えず行動してたらこんなに上手くいってないな…。

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この記事を書いた人

昭和24年、埼玉県生まれ。昭和59年、大宮市の小学校教員に採用される。大宮教育サークルを設立し、『授業づくりネットワーク』創刊に参画。冷戦崩壊後、義務教育の教育内容に強い疑問を抱き、平成7年自由主義史観研究会(藤岡信勝代表)の創立に参画。以後、20余年間小中学校の教員として、「日本が好きになる歴史授業」を実践研究してきた。
現在は授業づくり JAPAN さいたま代表として、ブログや SNS で運動を進め、各地で、またオンラインで「日本が好きになる!歴史授業講座」を開催している。
著書に『新装版 学校で学びたい歴史』(青林堂)『授業づくりJAPANの日本が好きになる!歴史全授業』(私家版) 他、共著に「教科書が教えない歴史」(産経新聞社) 他がある。

【ブログ】
齋藤武夫の日本が好きになる!歴史全授業
https://www.saitotakeo.com/

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