★Amazonカスタマー様、少彦名命様、黒猫様、Kindle Customer様、西田様、玉井公一様、江戸章友様、素晴らしいレビューを書いていただきありがとうございました。とても勉強になりました。この本はまだ在庫がありますのでお友達にすすめていただけたら嬉しいです。
歴史に興味をもった。
考えさせられ、長い歴史に
ご先祖も関わっていたのかと思う切掛になった。
多くの人に読んで欲しい。
改めて、自分を考えた。
とある動画投稿サイトで著者の動画を見る機会を得た。
小学校の授業をトレースして、日本の歴史を縄文から東京裁判と戦後までの数十回に分け、内容やポイントをを解説してくれているものだった。
動画の内容に惹かれて本書(デジタル版)を2022年5月に購入。しごとが一山越えた11月に読み始めたら一気に読み終えてしまった。
子供たちに自己肯定感を持たせたいという思い、子供自身の系図の作成を通じて今ある自分はご先祖さまの命のバトンを受け継いでいるという意識を感じてもらう、日本の歴史は聖徳太子時代と明治維新の2回に亘って同じような葛藤と選択を繰り返していることの理解、戦前と戦後を結びつけるために東京裁判(極東国際軍事裁判)について考えることが欠かせないといった、いままで自分が歴史教育でもやもやを感じていたことがみごとに教育現場で実践されていたことに驚きを禁じえなかった。
また、子供たちの真摯な取り組みとバイアスのかかっていない感想も驚きの連続だった。
小学生おそるべし、教育によって成長することを書面を通じて実感することができたすばらしい本である。
このときの生徒たちが成人してもなお、学びの記憶と感動を、心のどこかに持ち続けていることを期待してやみません。
5つ星のうち4.0 「子ども自身に考えさせる」点に意義がある
特に興味深かったのは東京裁判の部分。
検察側・弁護側の主張が分かりやすく整理されており、
裁判自体の不公平さに加え、
戦争が勝者にも敗者にも惨禍をもたらすことが、
子どもたちにも伝わっていました。
ただ、1か所だけ残念だったのは、
パル判事の意見が「日本は無罪である」(220頁)と記載されていること。
パルは当時の国際法に照らし、個々の被告人は全員無罪としたが、
「日本という国家が無罪である」とは主張していない。
東京裁判については、
戦時中の、日本という国家の行為について
これを全て悪とする「東京裁判史観」と
これを正当化しようとする「日本無罪論」という
極端な両論が不毛な対立を続けている。
東京裁判を「裁判」として検討する、という内容だっただけに、
パル判事の意見に関する誤記は大変残念。
その分だけ引いて、星4つとするが、
仏教伝来や外国との関係、明治の改革など、
対立する考え方を紹介して、子ども自身に考えさせる、という内容は
日本の歴史を自分事として考えるために、大変意義あると思う。
茂木先生とのYouTube の対談を拝見して、購入しました。
ストーリーのある歴史は面白いし、引き込まれます。日本の骨格が聖徳太子の時代に決まったという説明、歴史に引き込む仕掛けとしての系図の使用、東京裁判を公正に見た場合の位置付けなど気付きが多かったです。私も斎藤先生の生徒になったような気分で読めました。
マホロバの生徒さんが出す答えが、その時の日本の指導者と同じって、政府の官僚的ななんちゃら会議より、ずっと自由闊達な議論が出来ているんでしょう。このような歴史教育が増える事を切に願います。
5つ星のうち5.0 歴史の教科書でもあり、ドキュメンタリー本でもある。
年号、人物名、事件名など、長ったらしい漢字やカタカナを頭に詰め込んで覚える事が歴史の授業だと、そう思っていました。
しかし齋藤先生は、歴史の授業を「自分たちの先祖の物語」として語り、教室をシアターに変えてしまいました。
この本は、歴史を学ぶための本でもあり、子供たちが歴史から何を感じ取っていくかを追体験できる一つのドキュメンタリー作品でもあります。
子供達の、素直で忖度のないコメントからは、教室の躍動感すら感じます。
子供達の感動が伝わって来て、思わず涙がこぼれそうになりました。
私も小学生の頃は歴史が大好きでしたが、学校で勉強する歴史は本当につまらなかった。
齋藤先生の生徒になりたかったと、心の底から思いました。
子供達に歴史を教える全ての先生達に手にとって欲しい本です。
素晴らしい本でした!
小学生の感想からも学べますし、
余すことなく体に入れたいので
毎日一章ずつしか読んでません!
まだ終わるな!って思ってしまう、、、
そんな本でした!
良い本は、生活を豊かにしますね!
復刻にただ、ただ、ありがとうございますと言いたいです!
楽しみにしておりました。
この本は筆者が実際に行った授業を「授業づくり」「実際の授業」「子どもたちの感想」の構成で特に重要な授業を六章にまとめ紹介されています。
導入編の第一章「命のバトン国づくりのバトン」から惹き込まれます。内容はお楽しみで差し控えますが、これから歴史を学んでいくにあたり興味を持たせる工夫が凝らされてます。
子供たちが笑ったり、怒ったり、悲しんだり、悩んだり、共感したり、反論をぶつけ合ったりと、白熱した議論が目の前で繰り広げられているような、まるで教室の後ろに立ち授業参観に来ているような臨場感で読み進めました。
完読する頃には、子どもの頃にこんな授業を受けていればもう少し立派な人間に成ってただろうなと思うこと請け合いです。
子どもに教える参考にと興味を持ち手に取りましたが、自分が子どもに戻って授業を受けている様に入り込みました。新刊が有るならば是非、流行りの通史で全授業版を期待します!
学校の先生や父兄は勿論、政治家や関係官僚、教育に携わる全ての関係者に読んで頂きたい良書です。
18年振りの復刻と聴いて購入。
内容的には現在でも十分通用する。
というより時代がやっと著者に追い付いたようにさえ思える。
子供達の描写が非常にリアルで、自分も同じ教室にいて、授業を受けているかのよう。
著者の授業は歴史だけじゃなくその時代の文化や芸術にも触れ、道徳心も身に付く、まさに総合学習と言っていい。
「ああ、こんな先生に教わりたかったなぁ」
そう感じさせてくれる一冊です。
コメント