瀬戸プラクティカル・スクール訪問



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14日火曜日は一尾茂疋さんの瀬戸プラクティカルカレッジを訪問してきました。この学校はぼくの「日本が好きになる!歴史全授業」を丸ごとカリキュラムに導入した学校です。

瀬戸さんは10年前から瀬戸ツクルスクールというオルタナティブな学校(小中にあたる)をやっています。

文科省の公立学校システムとは別の新しい学校、瀬戸市の次代の担い手を育てる市民立スクールです。画期的なのは学費無用実費のみという新基軸でしょうね!とにかく子供達で話し合ってすべてを運営する活動は話を聞くだけでも壮観でワクワクします。

今回はこちらは見られませんでしたが、興味のある方はぜひ瀬戸さんとつながってください。Facebookで積極的に発信しています。

このツクルスクール(9年制)を卒業して高校進学を選択しなかった生徒が通っているのが瀬戸プラクティカルカレッジです。仕事をしながらです。

歴史の授業はちょうど聖徳太子の「遣隋使の国書」でした。隋との対等外交という太子の外交政策に賛成が3人反対が2人でこの分かれ方と活発な議論がもうサイコーでした。何しろ人生は自分で選ぶ自分で考えるを実践している若者ですから当然と言えば当然ですね。

なお授業は千葉に現役教師の岡本先生考案のパワポスライドでサクサク進みました。一尾さんも岡本スライドはよい!と絶賛でした。

一尾さんは生きるアイデンティティをつくるのはこの授業しかないと「日本が好きになる!歴史全授業」をこの学校に欠かせないと言ってくれました。これから新しいタイプの学校や塾のカリキュラムにする方向を模索したいと思います。文科省支配の学校では教師個人の行動に頼るしかありません。

夜は遠藤昌代さんが安城から来てくれて美味しい中華料理で盛り上がりました。遠藤さんはお子さんを通じて一尾さんに出会いその思想に共鳴、ご自分も安城市民立小中一貫校「大きな木」という学校を運営しています。

公立小中学校や既存の高校とは別の選択肢(文科省学校制度の外にある)がスクスクと育っていることを実感できて、なんだかとてもハッピーな気分になった一日でした。

一尾さん、遠藤さん、生徒さんたち、ありがとうございました😊

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この記事を書いた人

昭和24年、埼玉県生まれ。昭和59年、大宮市の小学校教員に採用される。大宮教育サークルを設立し、『授業づくりネットワーク』創刊に参画。冷戦崩壊後、義務教育の教育内容に強い疑問を抱き、平成7年自由主義史観研究会(藤岡信勝代表)の創立に参画。以後、20余年間小中学校の教員として、「日本が好きになる歴史授業」を実践研究してきた。
現在は授業づくり JAPAN さいたま代表として、ブログや SNS で運動を進め、各地で、またオンラインで「日本が好きになる!歴史授業講座」を開催している。
著書に『新装版 学校で学びたい歴史』(青林堂)『授業づくりJAPANの日本が好きになる!歴史全授業』(私家版) 他、共著に「教科書が教えない歴史」(産経新聞社) 他がある。

【ブログ】
齋藤武夫の日本が好きになる!歴史全授業
https://www.saitotakeo.com/

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