1 神奈川県
2 小学校3クラス100人
3 15年~20年
4
(学力)
社会科嫌いだったが歴史は好きになったと話す子が多い。自分で調べたり知っていることを話したりするようになる。知識技能面の向上は勿論だが、歴史を“自分事として捉える”ようになるので、判断力も育つと感じる。これは、私が実践してきた“詰め込み型歴史教育”では育てられない事だと思う。
また、自分の考えを堂々と、あるいは勇気を出して発言する子どもが増える。これは歴史の授業以外の授業にも影響を与える。国語や算数、道徳などでも自分の考えを伝える発言が増える。授業が活発化し深まっていると実感する。
(児童指導)
私は毎年のように“学校の有名人”を担任する。所謂問題児である。私の経験上の話になるが総じてそのような子は算数が苦手で社会は出来る。齋藤先生の授業は、問題児であっても学力の高い子であっても同じ土俵に立って考えられる授業であり、劣等感を抱く子どもに自信や意欲をもたせられる。また、歴史に詳しい児童の知識を齋藤先生のテキストは凌駕するので、歴史の苦手な教員でも一目置いてもらえることが非常にありがたい笑
(授業者)
“すごい”、“なんで?”、“なるほど”など歴史の授業では子供たちの反応がよく出るため、授業をしていて大変気持ち良い。
聖徳太子から明治維新への繋がり、平安時代と江戸時代鎖国の違いなど、時代を超えた繋がりや関連性に子供たちが気付く授業が出来るのも素晴らしいと感じる瞬間だ。
何よりも教材研究が楽しくなった。
(その他)
ICT機器を活用して齋藤先生の授業を実践していくことが今後の研究テーマである。現在は子どもが各自学習アプリケーションに選択課題の考えを入力して学級全体で瞬時に共有することや、投票機能で誰の考えに納得するかなど試行錯誤している。
植民地時代の韓国で教員デビューをした祖父の功績を認めていただける教師(齋藤先生)にやっと出会えた。私自身のアイデンティティーにも自信をもつことができた。齋藤先生には感謝の言葉もありません。
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