2014年(平成26年)の春から始めた「日本が好きになる!歴史全授業講座」が目標だった10年(Season10)になり、今年はファイナルSeasonという心構えでやってきました。
毎年4月から12月まで、10回ほどで全授業を伝えるという講座でした。ほぼ同じ内容(微修正はしてきましたが)で、ほぼ同じスタイルで10年もやれば、当然何か気づかない問題を抱えているでしょうし、「若い先生方の意識改革と日本の誇りを育てる歴史授業の伝達」という趣旨にもズレが出てきているようです。
また、ぼく自身がどうやらヘンなちょっと深い疲労感を感じてもいます。このまま行くのではダメじゃないかな?という直観もあります。
もう一つ。10年間でたくさんの先生方が考え方に共鳴してくれて、歴史授業を追試することで子供たちを根無し草状態から救ってくれるようになりました。ぼくが30年前に志した現場の歴史授業改革の主役はすでにこれらの若い先生方に移っているなという実感があります。もちろんそれはぼくの実践の写しではなく創造的な修正が加えられていることでしょう。またフリースクール?オルタナティヴスクールや学習塾・寺子屋など民間の教育機関が「日本が好きになる!歴史授業」をカリキュラムに取り入れる動きが進んでいます。また、ぼくの授業をもとにした大人向けの講座を始めている方もいらっしゃいます。
こうした流れは、10年前には思いもよらないことでした。教育界全体から見ればまだまだまったく小さな動きですが、30年前、また10年前の孤立無援の状況から見ればこれらは大きな変化です。
そういうことで、次の日曜日Season10の第9回をホントの最終回にして、しばらくお休みにして来し方を振り返り、現状を理解し、今後を展望してみることにしました。まだ元気があれば、またまだ世の必要があれば、何らかの形に改めて再出発をしたいと考えています。
なお、これは毎年「広める会」のみなさんの支援で、ぼくが主体となって進めてきた毎月の「全授業講座」の話です。ネット動画や講座などを企画して声をかけていただければ、必要に応じて、できる限り今後もご要望には応えたいと考えています。
どうかこれからも「日本が好きになる!歴史授業」を応援してください。どうぞよろしくお願いします。
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