8月15日がもうすぐ終わる。メディアは毎年戦争は悲惨だ二度と戦争をしてはいけないとバカの一つ覚えをやり、同じことを大人や子供に言わせている。ほとんど白痴である。
現状の国際社会では、独立国の国家主権は戦争を選択せざるを得ない場合がある。ロシアや中国や韓国や北朝鮮が侵略してきたら、侵略された国は武器を取って戦わないわけにはいかない。独立を守る戦いも戦争だからである。
これをやらない国家に対して国際社会は主権を認めない。
日本人が大好きな国連(連合国)も、この点の見解は同じである。今回ロシアの侵略にウクライナが戦っていなければどの国も助けない。もちろん国連も同情しない。独立を守る意志のない国は世界の平和秩序の敵であり、滅びるべき国だからです。
そういう現実をわかった上で無抵抗主義を貫くならそれはそれで思想としての存在理由はある。しかしひどく不潔で不道徳な思想である。国民の奴隷化や被殺害を楽しみ、国民が陵辱されることを喜ぶ思想だからである。
日本の場合はさらに特別なファクターが加わる。2000年の長い歴史を持ち、白人帝国主義に抵抗して独立を守り、血を流しても人種不平等世界を許さなかった先人の生き方に、それは唾を吐く思想だからである。
どんな惨めな国であっても、息子や娘が暴虐を受けているとき、暴力反対だから犯人とは戦わなないと逃げるヤツを肯定する倫理はない。世界中どんな国でも、そういう彼あるいは彼女は不道徳な人非人でしかない。
世界中の常識に反して我が国のメディアだけがそれを賞賛するような白痴的かつ不道徳な言論を展開している。日本の教師だけがそういう不道徳な白痴化教育を恥じないで、いまも子供達を洗脳している。
日本はすでに北方領土を取られ竹島を取られ尖閣諸島の主権を脅かされ、その上国民の1000人近くを北朝鮮軍及び国内工作者によって拉致されている、世界に冠たる被侵略国家である。普通の主権国家なら現在すでに戦わないことを恥じるレベルの国である。8月15日は戦争を反省し不戦をうたう日ではないと心に留めておきたい。
昔、有田和正先生がある大学附属小の6年生に戦争(憲法9条)を教えた授業を思い出す。さすがに有田さんが育てた6年生はすごかったという話です。
国際社会の現実に照らして9条がいかに奇妙でダメな決まりであるかを堂々と主張した児童が数名いた。数名だったしあくまで少数派だった。有田先生は9条が正しいことを説明したが、彼彼女らは先生の説得に最後まで抵抗して主張を貫いていた。心が震えた。社会科が子供を育てるというのはこういうことだったのか!
今ではありません。1991年のころです。日本に小学校の教室で、子供たちが9条に反対する主張をしていたのは、たぶん有田学級だけだったでしょう。
もう30年前の授業であり、有田先生も参観していた諸先生の多くも9条に反対する子供が出てくるとは考えていなかったはずです。そう考えると、まさに有田さんは社会科の鬼だったのだとわかります。どんな空気の中でも、先生の考えに反対しても、先生こそ間違いだと主張できる勇気と能力を有田さんは育てていたのである。
社会科の先生方はぜひこの授業の名人の故事に学んで、健全な思考と言論の自由を育ててください。どうぞよろしくお願いします。
8月15日の思いを書いてみました。ちょいと感情に流されて、行き過ぎた文面はどうかご容赦ください。
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