第4回日本が好きになる!歴史全授業講座Season10無事終了



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第4回日本が好きになる!歴史授業講座Season10が一昨日ありました。

10年目のファイナルSeasonも早4回目です。池袋会場とオンライン合わせて20名のご参加でした。

そして。

なんと12年前の中学校の教え子がこの春から社会科の教師になって池袋会場に現れました。今歴史を教えているそうです。なかなかいい大人になっていました!

次の三つの問題で盛り上がりました。

①あなたが源頼朝だったらどうやって武士の政府(幕府)を確立するか?(朝廷を滅ぼし・朝廷の許しを得る)

②あなたが18歳の北条時宗だったらフビライの国書にどう対応するか?(従う・無視する・拒否する)

③あなたが豊臣秀吉の側近だったら伴天連追放令に賛成か?反対か?(賛成・厳しすぎるので反対・ゆるすぎるので反対)

今回もなかなか盛り上がりました。おおむね大人たちは穏健策が多く、子供たちからはより過激な策が出てきます。

会場の皆さんとオンラインの皆さんが同じように発言し聞きあえるハイブリッド講座もだいぶ慣れてスムーズになりました。

平安時代の遣唐使の廃止によって外国との外交関係を断った日本はその後約1000年間、チャイナの漢字文化と国家以前の長い伝統文化(大和文化)を融合させながら、チャイナ文明とは独立した日本文明を形成していきました。

講座では上の3つの問題を模擬授業でやり、その他(摂関政治・武士の誕生・源平合戦・鎌倉文化・南北朝・室町幕府・勘合貿易・戦国時代・信長・秀吉・家康・江戸幕府など)はざっと解説しながら速足でやりました。

外国と関わらない歴史は教科書で学んでもそれほど大きな害はありませんので、年9回の講座の内容配分上こうなっています。また歴史というとこの辺りがぼくの講座よりもはるかに面白い一般書も多いので。

「日本が好きになる!歴史全授業」が重視してきたのは、古代日本の国家形成・近代日本の国家形成・明治から昭和の戦争です。ここに重点を置き、時間もたっぷりとり、先人に共感できるストーリーの授業をつくってきました。ここだけは教科書に任せてはダメだからです。

学校教育の最も重要な目的は「日本国民の育成」です。日本人アイデンティティー(日本への所属感)、日本の素晴らしさと世界の中の独自性、日本人としての誇り、これが国民になるための必須の条件です。

学校はすべての教育活動を通してこれだけをやればいいのですが、戦後の学校はこともあろうにこれだけは「ぜったいやらない!」と避けてきました。

78年頑固に日本人としての誇りだけは育てなかったので、日本人は頭はいいかもしれないが見事な根無し草になりました。78年と言えば、王政復古から大東亜戦争敗戦までと同じ時間が流れてしまったのです。

学校で学ぶと自己肯定感がダダ下がりしてしまい、若者の自殺では世界有数の国になってしまいました。

ここが要石です。

ここをなんとかしたいですね。

なんとかしていきましょう!

次回は8月27日(第4日曜日)です。

ぜひまたお会いしましょう!

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この記事を書いた人

昭和24年、埼玉県生まれ。昭和59年、大宮市の小学校教員に採用される。大宮教育サークルを設立し、『授業づくりネットワーク』創刊に参画。冷戦崩壊後、義務教育の教育内容に強い疑問を抱き、平成7年自由主義史観研究会(藤岡信勝代表)の創立に参画。以後、20余年間小中学校の教員として、「日本が好きになる歴史授業」を実践研究してきた。
現在は授業づくり JAPAN さいたま代表として、ブログや SNS で運動を進め、各地で、またオンラインで「日本が好きになる!歴史授業講座」を開催している。
著書に『新装版 学校で学びたい歴史』(青林堂)『授業づくりJAPANの日本が好きになる!歴史全授業』(私家版) 他、共著に「教科書が教えない歴史」(産経新聞社) 他がある。

【ブログ】
齋藤武夫の日本が好きになる!歴史全授業
https://www.saitotakeo.com/

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