1993年に自由主義史観研究会のもとになる「近現代史書き直しプロジェクト」が始まった。
もう44歳になっていたがぼくは天皇や皇室について何も知らなかった。
たぶん昭和21年から24年までに生まれた団塊の日本人のほとんどはそうだったのではないだろうか?
天皇について学校で教えられたことはなく、長い間知的な関心の外にあった。
自由主義史観研究会に集まったメンバーのほとんどはそうだったと思う。
「古代の国づくり」と「近代の国づくり」の授業をつくりながら少しずつそれが分かってきた。
ああそうだったのか。日本ってのはやっぱり「天皇」なんだ。
それで少しずつ高森先生や葦津珍彦や里見岸雄(折口や柳田もだが)などに学んだ。
2003年に最初の授業実践記録『学校でまなびたい歴史』(新装版は青林堂から現在刊行中)を出したころに、自由主義史観研究会内で「天皇が日本だと打ち出しましょう」と提案したが通らなかった。
「まだ早い」と言われた。
自由主義史観研究会が「天皇」を打ち出せるようになったのは2010年以後ではないかと記憶している。
たぶん小林よしのり『天皇論』以後ではなかったかと思う。
そのくらいGHQの洗脳は深かったわけだ。
もし記憶違いだったら誰か修正してください。
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