4回目の明治の国づくり編は26名のご参加がありました。
数名を除いて小中高校の先生と塾の先生など教育現場の方でした。
千葉県議会議員の田沼隆志さんに全会ご参加いただいていて誠に光栄に存じます。
また今年度オンラインにしたことで、大阪・兵庫・広島など関西圏にも広がってきていることが嬉しいですね。なるべく早く全国区の歴史授業講座にしたいと思っています。
入門の授業から古代国家の完成まで一つ一つの授業をなるべく漏らさずに取り上げてぼくの授業の考え方や、進め方、カリキュラム、などをていねいにやってきました。
どうしても教科書の話と違う内容や、教科書が取り上げないが重要な内容を取り上げることになって、初めて参加した先生や「指導要領の目標にちゃんと取り組む授業」を初めて知った先生には、驚きや感動とともにハードルの高さもあるかもしれません。
が、若い先生方や女性の先生方は偏見なくいいと感じたものを素直に受け入れていける賢さがあるようです。子供が伸びる・子供が楽しいい・自己肯定感が高まる…といった向上的な変容に最も価値を置いているからなのだと思います。
第4回は、第2章「日本文化の形成」の1000年間(18時間の授業)を一気に駆け抜けました。
平安時代から江戸時代までが第2章です。この時代、日本は大陸と距離を置いて「日本文明」(大和文化+漢字文化)を育てていきました。
①平安時代・・・遣唐使の廃止、摂関政治(日本の立憲君主制の成立)、かな文字と和歌・物語、
武士の誕生(弥生時代とのつながり)、源平合戦
②授業「源頼朝と鎌倉幕府」・・・武力を持った権力が天皇を滅ぼさなかった(世界で日本だけ)
西洋的な封建制度(アジアで日本だけ)
③授業「元寇」・・・北条時宗と鎌倉武士の働き、敵味方の区別なく慰霊する日本
④南北朝時代・・・天皇が二人いた時代(正統論はとらない)
室町時代・・・明から冊封を受けた足利義満、和風文化を創始したパトロン足利義政
戦国時代・・・地球の裏側から危ないやつらがやってきたとき日本は大分裂して内戦をしていた
安土桃山時代・・・戦国時代の二つの課題を解決した信長・秀吉・家康の国づくりのバトン
江戸時代・・・地方分権の国家、260年の徳川の平和、自発的に軍縮した世界一の軍事大国(世界で日本だけ)
⑤授業「西洋とどうつき合うか」・・・カトリックの世界侵略とキリスト教、一神教と日本教の戦い。安全保障政策としての鎖国(西洋と「つき合い続ける」ためのルール)
⑥江戸時代の文化・・・伊能忠敬、歌川広重
次回は9月5日(日)14:00~「明治維新」です。
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