歴史授業講座 30 西郷と勝が共有していた目標について・「福沢諭吉と文明開化の授業」



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江戸城無血開城ができたのはなぜか?

戦争している敵も味方も日本の自立という同じ目標を共有していたからです。
同胞としてより合理的な道を求めたからです。
どちらが勝つかではなくどちらが目標を実現できるかです。
そして二人の結論は一つでした。
これを理解するために前提は、日本が西洋中心の国際秩序に巻き込まれたこと、このとき国際法世界では「列強(独立国)」「半独立国(不平等条約関係)」「列強の植民地」の3つの生き方しかなかったことを理解することです。
子供たちは当時のリーダーになってみると断然「列強(独立国)」になることを選びます。
福沢諭吉の授業は「一身独立して一国独立す」を教えることと、そのための教育政策だったことを教えます。文明開化はやむを得ざる手段でした。

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この記事を書いた人

昭和24年、埼玉県生まれ。昭和59年、大宮市の小学校教員に採用される。大宮教育サークルを設立し、『授業づくりネットワーク』創刊に参画。冷戦崩壊後、義務教育の教育内容に強い疑問を抱き、平成7年自由主義史観研究会(藤岡信勝代表)の創立に参画。以後、20余年間小中学校の教員として、「日本が好きになる歴史授業」を実践研究してきた。
現在は授業づくり JAPAN さいたま代表として、ブログや SNS で運動を進め、各地で、またオンラインで「日本が好きになる!歴史授業講座」を開催している。
著書に『新装版 学校で学びたい歴史』(青林堂)『授業づくりJAPANの日本が好きになる!歴史全授業』(私家版) 他、共著に「教科書が教えない歴史」(産経新聞社) 他がある。

【ブログ】
齋藤武夫の日本が好きになる!歴史全授業
https://www.saitotakeo.com/

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