歴史授業講座15 「私の授業がめざしたもの」「後醍醐天皇と南北朝時代」



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今回の前半は「私の授業がめざしたもの」です。

3つの柱がありますが、一番重要なのは授業が楽しくて、子供たちがつい引き込まれてしまい、自分のことのように真剣に考えてしまう授業です

ポイントは「リーダーの立場になって考える政策・行動を考える」です。

小中学校の発問(問題)の多くは「先生が何を言わせたいか?」考えさせています。これは忖度の訓練であって考える力を伸ばす指導ではありません。私の授業では子供たちは「日本をよりよい国にするにはどうしたらいいか?」を考えます。

子供たちはこの発問(問題)が大好きで、休み時間になっても熱中して討論しています。

後半は「南北朝の授業」です。

大正から昭和20年までの「国史」ではこの時代を「吉野朝時代」と教え天皇は南朝一人だと教えていました(皇国史観)。私の授業では明治の教科書のように「南北朝時代」とし「南朝と北朝があり、天皇陛下が二人いた奇妙な時代(危機の時代)」として扱っています。

たぶん反対の方もいらっしゃるでしょうが、これが「日本が好きになる!歴史授業」の立場です。

 

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この記事を書いた人

昭和24年、埼玉県生まれ。昭和59年、大宮市の小学校教員に採用される。大宮教育サークルを設立し、『授業づくりネットワーク』創刊に参画。冷戦崩壊後、義務教育の教育内容に強い疑問を抱き、平成7年自由主義史観研究会(藤岡信勝代表)の創立に参画。以後、20余年間小中学校の教員として、「日本が好きになる歴史授業」を実践研究してきた。
現在は授業づくり JAPAN さいたま代表として、ブログや SNS で運動を進め、各地で、またオンラインで「日本が好きになる!歴史授業講座」を開催している。
著書に『新装版 学校で学びたい歴史』(青林堂)『授業づくりJAPANの日本が好きになる!歴史全授業』(私家版) 他、共著に「教科書が教えない歴史」(産経新聞社) 他がある。

【ブログ】
齋藤武夫の日本が好きになる!歴史全授業
https://www.saitotakeo.com/

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