目次
◆「日本が好きになる!歴史授業」は授業づくりジャパンさいたまオリジナルの用語です。
◆授業の目標・内容・方法について5つの基本を開示します。
◆この基本をマスターして授業を追試すれば誰でも児童生徒の自己肯定感を高めることができます。
4 その時代のリーダーになって国づくりを考える授業
・5つの基本の1~3は「教育内容」の3原則でしたが4は授業の「方法」の原則です。
・授業には学習者を能動的にするための工夫が必要です。工夫の中でも最も重要なのは学習者が考えるための「問題」です(業界用語では「発問」といいます)。
・「リーダーの立場に立って国の進路を考える問題」が授業の柱になっています。
・きみが縄文の村のリーダーだったらどうするか?という設定です。
・毎時間、このような当時の日本のリーダーとしての選択を問うていきます。
日本を滅ぼそうとして政策を選ぶ子は一人もいません。みな日本列島をどう守り発展させていくべきだろうかと真剣に考えます。
・この当たり前の心が愛国心です。リーダーとして国の未来を考え、選択し、異なる意見と対決していきます。これを続けることで自然発生の愛国心が鍛えられていきます(小学社会指導要領)。
・子供達は「ここで間違ったら自分たちは生まれてこないし、日本もないかもしれない」という切実感で懸命に考え主張します。こういう「わがこと」としての切実感がないと話し合いや討論など成立しません。
・その上で歴史の事実はどうなったかを学びます。
・ここで重要なのは「当たった!はずれた!」にはしないことです。
Aは先人が実際に選んだ道です。
ではBは間違った意見なのか?もちろんこれは「別の問題」になるわけですが、ここではBを間違いとはしません。
理由のある意見はともに「よく考えた」「素晴らしい」と評価されます。
・こうして子供達は安心して自分の意見を選び、考え、議論を楽しむことができます。
この繰り返しの中で、自然発生の愛国心は「国民としての自覚」(中学社会指導要領)となります。いま言われている教育課題「主権者意識」です。
以下、次のようなことを書きたいのですが、後日あらためて書き足します。
・授業No3の入門のための問題の意味と日本の歴史の大きな物語
・最初の問題で指導すること(重要!)
・この問題を「政策選択発問」とよぶこと(ちょっとカタいのでいいネーミングがあれば募集します)
・政策選択発問(リーダーの立場・誤答はない・思考と討論の指導など)の教育的意味
・学習者はどう受け止めているか(教室の事実として)。
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