私は安倍内閣の集団的自衛権に対する取り組みに大きな不満を持っています。公明党が与党でなく、官僚の中に「左翼」がいなければ、もう少し国際法的により合法な正しい道が採れたはずだと考えています。
が、それはいまどうでもいいです。
テレビをはじめとするマスコミ(受信料を強制するNHKも)反対派の主張しか報道しない異常さが、なぜ問題にされないのかです。
これは言論・表現の自由の自殺です。
わが国の自由主義が限界まで来ている証左であり、ファシズムと共産主義のメディアとまったく変わりません。
この異常事態を変えてほしいと切に願っています。
言論・表現の自由こそが立憲主義と自由主義の絶対の基盤だからです。
わが国は国連に加盟し、国連を良きものとして尊重してきました。わがマスコミもずっと国連信者でした。
その国連憲章は国家の自然権としての自衛権を認めています。
ここでいう自衛権には個別的も集団的も区別はありません。
集団的自衛権を認めないというのは国連憲章の理念に反します。日本は国連に加盟する主権国家として国際社会のルールを守るべきなのです。
また、憲法9条はすべての「戦力」を否定し交戦権を否認しています。
したがってかつて自衛隊は違憲でした。
しかし、わが国は自民・社会連立政権で社会党の首相が自衛隊を合憲とし、このときに、すべてのマスコミもこれを認めました。
これによって、すでにわが自衛隊は自衛権を行使する戦力であるというふうに憲法の解釈が変更されているのです。
いま行われているでたらめな議論は、このときの解釈改憲の上に立つものであって、なんら新たな解釈改憲ではありません。
マスコミのウソとダブルスタンダードにだまされないようにしましょう。
コメント