【2年生】
国史のしおり 3 「不平等条約の締結」 平成26.4.
開国(条約)か攘夷(条約破棄)か
【開国派】14名
・もし戦っても負けることは必至で、戦争に負けたらすぐに植民地にされてしまう。そうなるくらいならば開国し貿易を行って国の力をつけた方が良いと考える。できれば、条約は白紙にもどして、再び結び直したい。
・外国にあらがえば、植民地化し、「日本」という今までずっと守り抜いてきた国が無くなってしまうと思ったからです。無理に開国したくはないが、戦争になってたくさんの命がなくなるなら、平和的な解決策を求めないといけない。いきなり攻められてしまうかもしれない。時間をかけて力をつけていこう!!
・いつまでも貿易をせずに鎖国状態だったら、いつかは滅びるだろう。もし開国しなかった攻撃されるだろう。もし戦っても鎖国していた日本はすぐに負ける。
・けんかして植民地にされたくない。
・いま攻めても勝てるほしょうはないから、とりあえず従って、自分たちに力がついたら攻める。
・日本と西洋が支配されるかも知れないというときに、幕府と朝廷が対立している場合じゃない。とりあえず安全重視で支配を避けるのがいい。
・朝廷にいちいち許しを得ていたらその間に日本がつぶされてしまうかも知れない。このまま鎖国を続けていたら、外国からの文化も技術も入ってこないので、いい機会だから開国しよう。日本と西洋の軍事力や技術の差が激しいので、このまま鎖国を続けて、彼らを敵に回したらやられる。
・他の国と交流を持った方が日本の未来につながると思う。
・尊王はみな認識しているし、攘夷をうたうのもよいと思うが、いまアメリカとまともにぶつかったら空砲ごときではすまない。日本は植民地にされると思う。だとしたら、日本を守るためにここは条約を守るべきだと思います。
・開国してしまったのだから、貿易で技術を取り入れて、その後各藩の軍備が整ったら戦争開始へ。全国の城を根拠にして戦えば、アメリカは補給が続かない。そこをついて講和を結び、平等条約に直す。
・鎖国はこの時代の常識に合わないし、江戸幕府の力もおとろえてきている。そろそろ民主主義を取り入れた方がいいと思った。
【攘夷】11名
・この条約はあまりにも日本に不利だ。植民地にはされたくない。
・今決まっている条約は日本にとって不利な内容で、このまま続けたらいつ植民地にされるか分からないと思ったからです。そして、天皇の許しが出ていないというのも、いままでやってきた政治を壊すということになるのではないかと思いました。
・日本は昔から天皇中心で政治を進めていたのに、天皇(朝廷)が許可していないのに、貿易しようという開港や条約を結んで、不平等関係になってしまった。このまま植民地にされてからでは遅い。条約のせいで国をのっとられるかもしれないから。
・ズルズルのみこまれて行くのがA(開国)で、サムライの気持ちになったらB(攘夷)だと思ったからです。
・アメリカに日本を侵食されるとアメリカの思うままになってしまう。関税だってアメリカの好きなようにさせたら、日本の産業がなくなってしまう。日本の文化をふまえた上で今の状態があるのだから、今の日本を発展させていくのが良いと思う。鎖国といってもオランダとのつきあいはあるのだから、このつながりを生かして、その間に国の意識を高めて強くなってから戦えばいいと思う。
・開国しても、この不平等条約では、関税のことはアメリカと相談しなくてはいけなくて、拒否されたらもうけるどころか国の力がおとろえていくから。
・今現在の日本は西洋列強に狙われているため、幕府自体の力が少しずつおとろえている。その幕府の指示に従ってしまえば、日本はますますおとろえてしまうと思ったから。
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