だるくて何もする気がなかったので、TSUTAYAで「バベル」を借りた。
何も知らず、ああケイト・ブランシェットが出てるなあと選んだんだが、びっくり。
久しぶりに身体ごともっていかれた。
原案・脚本・監督アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ。
知らない人だったが、これでカンヌで監督賞を取った。
カメラと音楽も凄い。
世界が絶望していることがわかる。
その絶望がどんな種類のものかもわかる(気がする)。
そして、かすかだが希望があることも。
グローバル資本が世界を侵していることは確かだが、それがわが愛する資本主義の現段階であることは疑いない。
そして、資本は国家主権(日本であれアメリカであれ同じように)を侵そうとし、侵してきたことも疑いない。
それが、アメリカが日本を侵しているように見えるのは、まあ事実として属国だからだろう(と思う)。
聖書のバベルの塔は言葉が通じないので世界は滅びるという話だったろうか。
とにかくもの凄い才能を持った監督です。
こんなコメント(この映画についてではないらしいが)を見つけた。
「人は失ったもので形成される。人生は失うことの連続だ。失うことでなりたかった自分になるのではなく、本当の自分になれるのだ。」
むむ。
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tydt/id325136/
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