拳骨拓史『韓国人に不都合な半島の歴史』より
私は外国人留学生数人と歴史問題について
議論をしたことがある。
その際、韓国人留学生の一人が、従軍慰安婦問題
などについて「日本の誠意がない」
とまくし立てる一幕があった。
するとそれを聞いていたベトナム人留学生が
笑い出し、次のように話はじめた。
「君たちは日本に対して謝罪が足りないと言うが、
どの口がそんなことを言うのですか?
ベトナム戦争のとき、韓国軍が私たちベトナム人に
何をしたか知っていますか?
何万人もの人々を虐殺し、挙句に
多くのベトナム女性を強姦したではないですか。
現在、ベトナムには韓国人によって強姦された
私生児が一万人以上いるのが、その証拠でしょう。
しかし私たちベトナム人は、
君たち韓国人に謝罪と賠償を求めたりはしません。
なぜだかわかりますか?」
「……いや」
「それはね、そのようなことを行わないことが、
“国際社会の常識である”
と私たちは知っているからですよ。
誇り高いベトナム人は、そのようなことはしないのです」
このベトナム人留学生の一言に、
一座は水を打ったように静まりかえった。
解散してから、私がそのベトナム人留学生に
話しかけると、
「当たり前のことを言っただけですよ」
と微笑んで去っていった。
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