年代の表し方



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2時間目は毎年同じ問題から始めます。
「2013  25  癸巳  2673」  これは何でしょう?
答えは「今年」ですが、本校4年目にして初めて4つとも答えた生徒が現れました。

彼は自ら挙手してこう答えました。
「2013は西暦、25は平成25年、次は巳年(へびどし)、最後は、皇紀2673年です」
素晴らしい!ところで、皇紀って何ですか?
「初代の神武天皇が天皇になった年を1年として数える年代の表し方です」

むむ・・・。ひょっとしたら、私がきみに教えられることはないのかもしれませんねえ・・・。
「癸巳の、巳はわかりましたが、癸のとがわかりません」
(こういうところも、なかなか立派ですね。自分が何がわからないかがわかっています)

というわけで、今日は「年代の表し方と時代区分」を教えました。
西暦、年号(元号)、干支、皇紀、です。
そして、なぜ西暦を使うのか、なぜ日本独自の表し方も使うのかを考えてもらいました。

感想文です。

1 今回は暗号を解くことからやりました。
  それは上から西暦、年号、干支、皇紀を表していました。
  皇紀は何のことかさっぱりわかりませんでしたが、学習して神武天皇の即位年を紀元としたものだとわかりま した。
  また、干支は十二支とは違い、十干と十二支を組み合わせたものだとわかりました。干支は60通りあり、還 暦は1周したことを祝うものということを初めて知りました。
  これからも新たな発見をたくさんしていきたいと思います。

2 最初の問題が一番難しかったです。
  初めて干支と皇紀を知りました。
  2001年から21世紀なら、ぼくは2000年生まれなので20世紀(生まれ)最後の中学生です。とても 嬉しい気分になりました。
  調べたところ丙午は火災の多い年という迷信があり、江戸初期の八百屋お七の放火事件以後、丙午の年に生ま れた女性は夫を食うとか殺すとかいう迷信が生まれ、現在に至るまで統計的にも丙午の年には出生数が少ないそ うです。ちなみにぼくのお母さんも丙午です。

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この記事を書いた人

昭和24年、埼玉県生まれ。昭和59年、大宮市の小学校教員に採用される。大宮教育サークルを設立し、『授業づくりネットワーク』創刊に参画。冷戦崩壊後、義務教育の教育内容に強い疑問を抱き、平成7年自由主義史観研究会(藤岡信勝代表)の創立に参画。以後、20余年間小中学校の教員として、「日本が好きになる歴史授業」を実践研究してきた。
現在は授業づくり JAPAN さいたま代表として、ブログや SNS で運動を進め、各地で、またオンラインで「日本が好きになる!歴史授業講座」を開催している。
著書に『新装版 学校で学びたい歴史』(青林堂)『授業づくりJAPANの日本が好きになる!歴史全授業』(私家版) 他、共著に「教科書が教えない歴史」(産経新聞社) 他がある。

【ブログ】
齋藤武夫の日本が好きになる!歴史全授業
https://www.saitotakeo.com/

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