雑誌「WILL」6月号、藤岡信勝「南京大虐殺を教科書に載せるな」から引用します。
実際、1960年代から70年代に書けての歴史教科書には、
南京事件などどこにも書かれていなかった。
驚くなかれ、
あの教科書訴訟で悪名高い家永三郎の高校日本史教科書ですら、
南京事件はまったく書かれていないのだ。
だから、
南京事件を書かないと近現代史は成り立たない
などということはまったくない。
では、中学校教科書に南京事件はいつから登場したかというと、
昭和50年(1975年)使用開始の教育出版の歴史教科書に、
「4万2千の中国の住民を殺害するという事件が起こった」
という記事が載ったのが最初である。
その後、4社、5社と増え、
昭和57年(1982年)に「近隣諸国条項」ができてからは
前者に拡大した(小山常実『歴史教科書の歴史』草思社)。
藤岡信勝「南京大虐殺を教科書に載せるな」
私もこの意見に賛成です。
なぜなら、
人道に反する戦争犯罪として教えられている「南京事件」というものは、
なかったからです。
中国も日本も1980年頃までは、
まったくそういう認識はありませんでした。
「南京事件」は、日本の知識人による歴史の書き換えでした。
それは一時の政治的な問題だと思います。
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