とるものもとりあえず、
奈良時代までの授業のあらましを記しました。
過日カウンターなるものをつけてみて、
30~70人くらいの読者があることが分かりたいへん驚きました。
ありがたいことです。
次回から平安時代に入りますが、ここで私なりの時代区分を示しておきます。
「わが国の歩み」の大きな物語
1 国家以前(民族文化の基層形成)の物語 【縄文時代】
2 中華文明との出会いと古代国家建設の物語【弥生時代・古墳時代・飛鳥時代・奈良時代】
3 中華文明と距離を置いた日本の自己形成の物語【平安時代・鎌倉時代・室町時代・戦国時代・江戸時代】
4 西洋文明との出会いと近代国家建設の物語【幕末から明治時代】
5 世界の中の日本の自己形成の物語【大正時代・昭和時代・平成時代】
1が1万数千年、残りの2~5が2千数百年です。
桁が違いますね。
1で日本語と日本の心の基層が形成されたととらえます。
2と4は国家形成の時代です。
この日本は2回国家形成を成し遂げたというアイディアは、
故坂本多加雄先生から学びました。
3の自己形成の時代は国際社会とは一定の距離を置いた(何度か運命的な軋轢はありましたが)成熟の時代です。
5は一つの世界になった国際社会の中での自己形成で、この時代は現在進行形です。
この現在進行中の祖国の自己形成のために、
義務教育における歴史教育はあるのだと考えています。
もちろん、私の授業はそうした重い課題にとっては限りなく未熟な内容ですが、
志だけはそこをめざして行きたいと考えています。
どうかお力添えください。
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