中学2年生は江戸時代から引き継ぐのですが、導入に1年生と同じ授業をやってみました。中2の感想文をいくつか紹介します。
●今日の授業で、自分の命について改めて考えさせられました。僕の命は、たくさんの人たちによってできたんだなということに気づくことが出来ました。命の重さを理解し、これからを生きていきたいと思っています。これからの歴史の授業が楽しみです。
●今日はじめて授業を受けて、今の私たちの命は、ご先祖様のおかげなのだと、改めて思いました。今日教わった二つのバトン(命のバトン・国づくりのバトン)、そして、感謝の心を持って生きたいと思います。
●今日は歴史一日目でしたが、”歴史は深いなあ”と思いました。あまり先祖のことなど考えたこともなかったし、正直あまり歴史に関心を持てずにいたのですが、自分の先祖がその時代にいたと思うと興味が持てます。これから、歴史の深さをたっくさん学んでいきたいと思いました。
●どの時代にも、国のために全力を尽くした人がいて、今の日本は立派に立っているんだと思う。もしかしたら、自分の先祖も国づくりに協力したかもしれない。そして、そういう人がいたからこそ、ずっと国は続いているんだと思う。これからもがんばりたいです。
●”命のバトン、”国づくりのバトン、このどちらのバトンも、こんにゃくのようにフニャヌニャしたものではなく、鉄のようにしっかり、また少し重たいものなのだろうと、私は思いました。先祖がずっと渡してきた物だから、もし実体があるとしたら、手あかがたくさんついているのだろうなぁと思いました。これは汚いとか、ふざけているのではなく、深みのあるものだという意味です。
●今日の授業で、自分の命はムダにしてはいけないことと、日頃から誰に対しても感謝の言葉を忘れてはいけないなということを考えさせられました。初めての授業だったけど、歴史のことだけでなく、人間として大切なことを教えてもらったので、すごく良かったです。
●私の先祖がこんなにたくさんいるということを知り、驚きました。このたくさんの先祖がいたことによって今の私がいる。そう思うと本当にありがたく思います。今まで私はてきとうに生きてきましたが、その先祖の人たちのためにも、また命のバトンをつないでいくためにも、しっかり生きていかなければならないと思いました。
●この授業を受けて、歴史に対しての心構え?みたいなものが変わりました。先祖はこんなに多いんだ!!とか、その多くの先祖が国をつくってきたんだ!!など、多くの驚きを感じました。歴史はただ「日本の昔を学ぶ」ではなく、「先祖の国づくりを学ぶ」ということでもあるんだなあと感じました。
●今まで歴史をなんとなく覚えてきたけれど、今日の授業で考え方が大きく変わりました。私が今学んでいることは、私の先祖が成し遂げたとても立派なことだというのが分かって、私たちは、その先祖の子孫として、このことを学ぶ義務があるのではないかと思いました。そして、後世につなぎ、私たちを生んでくれた先祖のことを知ってもらいたいと思いました。
●東日本大震災で、私たちはより一層協力し合うことと、人の役に立つことの意味がわかりました。歴史の授業では、みんながつながっていて、私たちも今までのことをよく知り、今後につながなければなりません。でも、地震でなくなった若い人たちは、その受け継ぎが出来なくなりました。これをしっかり分かった上で、私たちはその人の文まで受けつぎ、また、このことを海外でも分かってほしいと思いました。
●僕の先祖の一人に身長が180cmの人がいました。その人は、大当たりということで、軍隊の中でも最も特別な白馬に乗って、明治天皇を護衛する部隊に入りました。また、僕の曾祖父は戦死しました。戦死したところはキスカ島というところでした。キスカ島では日本人の大脱出劇があったということで、テレビ番組にも出ていました。この人は戦死してしまいましたが、このことにかかわっていたということを誇りに思います。近い過去だけで、先祖にこれだけすごいことがあったのかと思うと、もっと昔のことが楽しみになります。
ああきりがありませんね。どれもこれも、思春期真っ盛りの少年少女たちの真心が伝わってきて、ありがたいかぎりであります。
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